2015 Strategy/Community consultation/Background/ja

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経緯

WMFにおいて、私たちはウィキメディアのビジョンを達成できる最良の方法で確実に運営していくため、戦略方針を更新すべくイニシアチブを開始したところです。

ご存知のことと思いますが、ウィキメディア財団は2009年、コミュニティとスタッフの尽力によりウィキメディア活動について5カ年戦略を策定しました。そこから、5カ年目標が設定されました。この目標によって当財団の技術的インフラ安定、革新の余地の創出、そして編集ツールへの投資が増加しました。計画は大胆で大きな原動力になりましたが、5年という期間ではウェブの性質の変化に対応することが困難であることが表面化しました。


2009年の戦略計画は非常に広範囲で多岐にわたるものでした。ウィキメディア活動での重要課題を反映しており、何百万もの人々が関わっていました。実際には、この計画についてW M Fは日常の活動に注力し優先順位をつけることが難しくなっていました。2012年の「焦点を絞る」声明は、文字通りW M Fの焦点を絞り活動支援をさらに効率的に行うための試みでした。そして今、戦略計画と焦点を絞る決定を再考し更新すべき時期にきています。


2015年に向けて、W M Fは新しい戦略プロセスを策定しています。活動全体の5カ年文書の作成を試みるというより、継続的な戦略的質問、評価、調整の指針となることを開始します。この迅速かつ柔軟性のあるプロセスによって、私たちの優先事項や目標が直接通知・更新され、ウィキメディアのビジョンと一貫性があり、ウィキメディアプロジェクトを支援し、そして変わりゆくグローバル環境に敏感に対応できる戦略的方向性を維持する一助となります。


「戦略的ビジョンを持つ」コミュニティコンサルテーションは、私たちの新たな戦略プロセスの第一段階です。ウィキメディア活動とプロジェクトの将来に何が待ち受けているのかを発見するチャンスになります。あなたのアイデアから学び、情報を提供し私たちの戦略的思考に磨きをかけるべく活用させていただきます。そこから、私たちはW M F戦略的方向性を定義し、2015年にあなたと共有する予定です。私たちのコミュニティサポートやエンジニアリング、助成金提供、資金調達はこの戦略的方向性により進められ、毎年更新されます。私たちは、特定の質問をすることがあるかもしれませんが(例えば技術面や助成金に関する事項など)、これも当財団の戦略設計のサポートになります。