戦略/ウィキメディア運動/2017/2周目/内容を理解する

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変化する世界で理想を実現するには?

このセクションでは現代の世界の背後関係と、2030年の姿を考察できます: 現在、ウィキメディアのプロジェクトで無料の知識にアクセスしているのは、どんな人ですか? 取りこぼしている層は? その人たちはウィキメディアのプロジェクトをどう認識して使用するのですか? また未来の新しい読者のウィキメディアの使い方とは? 2030年に一般の市民はどんな方法で情報にアクセスするでしょうか? どのような力が知識へのアクセスに影響を与えますか?

私たちは、ウィキメディアの将来についての話し合いの一助とするため、これらの質問の背景情報を提供したいと考えています。

将来の傾向とは

1周目の報告 (議題をつくる)

サイクル2 の報告

サイクル 3 の報告 (調査研究からわかった課題の議論)

草稿の審査

統合報告

読者と寄稿者に関する基礎研究

財団による主要な傾向の調査研究

専門家、パートナー、利用者との会話

専門家を取材した映像

運動戦略に関するブログの記事

コミュニティの研究

ウィキメディア利用者の分析からわかったこと

  1. 貢献者は月間22万人 https://stats.wikimedia.org/EN/TablesWikimediaAllProjects.htm
  2. 利用者の母集団に偏り https://web.archive.org/web/20161024063241/https:/stats.wikimedia.org/wikimedia/squids/SquidReportPageEditsPerCountryOverview.htm
  3. 英語版ウィキペディアの編集者の滞留が減少 File:Monthly active editors.enwiki 2016-06.svg
  4. 英語版ウィキペディアに滞留した月ごとの利用者数 File:Enwiki.monthly user retention.survival proportion.svg

ウィキメディア財団提携団体と組織化されたグループとは

  1. ウィキメディア財団の提携団体と組織化されたグループ: m:Wikimedia movement affiliates
  2. 提携団体は世界中に100以上 File:Wikimedia Capters and WMF Maps.svg

これまでのコミュニティとの関わり、寄付者の調査

  1. 性差の存続 m:Community Engagement Insights
  2. 読者のやる気 https://arxiv.org/pdf/1702.05379.pdf
  3. 編集者のやる気 File:Editor_Survey_2012_-_Wikipedia_editing_experience.pdf
  4. ウィキメディア財団が調達した資金 File:FY1516DonationsByContinent.png
  5. 寄付者の動機を分析 File:Wikimedia 2014 English Fundraiser Survey.pdf

その他の情報源による研究

  1. ピュー研究所「言論の自由や荒らし、匿名性やオンライン偽ニュースの未来」 http://www.pewinternet.org/2017/03/29/the-future-of-free-speech-trolls-anonymity-and-fake-news-online/
  2. ピュー研究所「オンラインハラスメント」 http://www.pewinternet.org/2014/10/22/online-harassment/
  3. ニューヨーク・タイムズ・エージェンシー「ロシアのサンクトペテルブルグの地味なビルでは高給取りの『荒らし』集団がインターネットのいたるところで大混乱を起こそうとしている」 https://www.nytimes.com/2015/06/07/magazine/the-agency.html
  4. AP通信「リトアニアのエルフ、ネット上のロシアの影響力を撃退」 https://apnews.com/27ce7f001bde4ccb9415ce4a0de74af1/lithuanian-elves-combat-russian-influence-online
  5. 過小評価された話題の状態 https://www.bloomberg.com/news/features/2016-12-22/how-woke-is-wikipedia-s-editorial-pool
  6. ウィキペディアの記事の84%はヨーロッパと北アメリカに集中 http://www.markgraham.space/blog/geographies-of-the-worlds-knowledge
  7. Rosabeth Moss Kanter著『公約とコミュニティ – 社会学的観点から見た市民社会とユートピア』 Commitment and Community: Communes and Utopias in Sociological Perspective (抜粋はこちら).

技術の傾向の研究

デジタル化時代と傾向

  1. NPR / TED 『デジタル産業革命』 http://www.npr.org/programs/ted-radio-hour/522858434/the-digital-industrial-revolution?showDate=2017-04-21
  2. Vanity Fair「Elon Musk氏の予測によると4、5年後には脳とコンピュータが直接通信できる『脳の一部の有意義なインターフェイス』が開発される」 http://www.vanityfair.com/news/2017/03/elon-musk-billion-dollar-crusade-to-stop-ai-space-x

機械学習

  1. エコノミスト誌「機械学習とは」(学びは経験による!) http://www.economist.com/blogs/economist-explains/2015/05/economist-explains-14
  2. ハーバード・ビジネス・レビュー「機械知能のシンプルな経済」 https://hbr.org/2016/11/the-simple-economics-of-machine-intelligence

ウィキメディアと機械学習

  1. 現在、ORESと推奨システム、オープンで倫理的な学習機械によって、心ない破壊に手作業で対抗する1万8000人の利用者を支援 mw:ORES
  2. ウィキメディア: ORES導入後、破壊行為を見直す「最近の更新」の閲覧時間が90%低下 https://docs.google.com/presentation/d/1-rmxp3GNrSmqfjLoMZYlnR55S8DKoSfG-PCHObjTNAg/edit#slide=id.g1c9c9bd2c0_1_8

知識に関する研究

引用のオープンアクセス化

  1. I4OC 引用のオープンアクセス化構想 https://i4oc.org/
  2. Mozillaインターネット健全度レポート。オープン・イノベーションと引用作品のアクセスに関するセクションを参照してください。(open innovation and access to cited work) https://d20x8vt12bnfa2.cloudfront.net/InternetHealthReport_v01.pdf
  3. Geoffrey Bilder 著『学術インフラのエンクロージャ』 https://www.youtube.com/watch?v=oWPZkZ180Ho&feature=youtu.be

学術論文

  1. コーネル大学図書館『学術論文とそれ以外の定期刊行物の区別:判定基準、導入、定義のチェックリスト』 http://guides.library.cornell.edu/scholarlyjournals

世界的傾向の研究

世界の主流な技術の導入

  1. Euromonitor International:「2030年には世界人口の53%はインターネットを利用」 http://blog.euromonitor.com/2015/04/half-the-worlds-population-will-be-online-by-2030.html
  2. シスコシステムズ「人類史上初めて世界のほぼすべての人にスマートフォンが普及 – インターネット機能とカメラ付き」 http://www.cisco.com/c/en/us/solutions/collateral/service-provider/visual-networking-index-vni/complete-white-paper-c11-481360.pdf
  3. クライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズ「毎日シェアされる写真は3億点」 http://www.kpcb.com/internet-trends

人口の変動

  1. 国際連合人口基金「2015年から2030年にわたる世界の人口増加の大部分は、アフリカ (42%) とアジア (12%) で見られると予測」 https://esa.un.org/unpd/wpp/Download/Probabilistic/Population

世界の知識に寄せる貢献

  1. アメリカ地理学協会年報「世界のデジタル知識の大部分は世界の一部からしか提供されない。オンラインに参加する人々の増加につれ、表現の扱いはますます急がれる。」 https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=2382617
  2. フリーダム・ハウス「無料の公衆インターネットがない国は48」 https://freedomhouse.org/report/freedom-net/freedom-net-2016

すべてを含んだ知識社会の構築

  1. UNESCO「包括的な知の社会を育てる基本原理 - グローバルなインターネット上で情報と知識、表現の自由、プライバシー、倫理にアクセスする」 http://www.unesco.org/new/fileadmin/MULTIMEDIA/HQ/CI/CI/pdf/internet_draft_study.pdf
  2. CIPESA*「包括的知識社会の実現者を認識して」(*=アフリカにおける効果的かつ包括的なICT政策の推進) http://cipesa.org/2015/03/recognising-the-enablers-of-inclusive-knowledge-societies/
  3. Mozillaインターネット健全度レポート。デジタル・インクルージョンのセクションを参照してください。 https://d20x8vt12bnfa2.cloudfront.net/InternetHealthReport_v01.pdf

知識の生態ならびに教育の研究

教育

  1. 世界銀行 http://data.worldbank.org/topic/education
  2. UNESCO http://www.un.org/sustainabledevelopment/education
  3. ブルッキングス研究所「識字率は全体的に上昇するものの、世界の数十億の人々にとって中等教育以降へのアクセスは、手の届かないままであろう」 https://www.brookings.edu/research/why-wait-100-years-bridging-the-gap-in-global-education
  4. Inter-Agency Network for Education in Emergencies: Burns, M.、Lawrie, J. (編集)『最も求められる場所 - すべての教師に質の高い専門知識の開発』 (2015年) Inter-Agency Network for Education in Emergencies 発行 (アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク市)
  5. UNESCO: Miao、Mishra、McGreal『教育のオープンリソース - 政策、経費および変化』(2016年) UNESCO (フランス・パリ)
  6. UNESCO http://unesdoc.unesco.org/images/0021/002164/216451E.pdf
  7. ハーバード・ビジネス・レビュー https://hbr.org/2015/09/whos-benefiting-from-moocs-and-why