ボットの方針
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ボット (bot) に関する基準とガイドラインについて概説しています。一部の姉妹プロジェクト(Bot policy/Implementation を参照)では、これをそのまま採用しています。各ウィキの "Project:Bot policy" が、このページを見るよう指示しているか、それともローカル方針へのリダイレクトになっているかで、この方針を採用しているかどうか確認することができます。 このページはメタウィキの方針ページでもあります(自動審査とグローバルボットを含む)。 メタでボット承認を受けるには、Meta:Requests for adminship#Requests for bot flags で申請してください。 | このページは、
ボット (bot) とは、自動(または半自動)化したプロセスで、(ほとんど、または全く)人手で直接に操作したり監視したりする必要なくページを編集するものをいいます。ボットには、サーバ資源を酷使してしまったり、誤ってプロジェクトを妨害してしまったりする危険性が潜んでいます。そのため、ボットは以下に挙げるような方針とガイドラインを守って使わなければなりません。この方針は(採用プロジェクトで)ボットをどのように使ってよいか大枠を示しています。違反したボットは予告なくブロックされることがあり、ブロックを解除してもらうにはオペレータが問題点をすべて修正し違反状態をすべて解消しなければなりません。
方針
ボット アカウント
オペレータ(ボットを運用する人)用の利用者登録とは別に、ボット専用の利用者登録が必要です。人間の編集者にボットフラグが付与されることはありません。ボットの利用者ページには、人間ではなくボットであることを明瞭に示し、会話ページにもらったコメントには、オペレータが自分で返事を書く必要があります。自動応答スクリプトを使ってはいけません。会話ページにメッセージが来たら停止するボットもありますが、そうでない場合はボットの会話ページをオペレータの会話ページへのリダイレクトにしても構いません。
権限取得
ウィキでボット権限を取得する方法は 3 つあります。
グローバルボット
- 一部のウィキでは、グローバルボット (global bots) を受け入れています。これはローカル方針で明確に受け入れを規定している必要があります(早見表)。ボットがグローバルボットの資格を認められるためには、以下の条件を満たす必要があります。
- そのボットは、言語間リンクの整備、または、二重リダイレクト解消だけを行うこと。
- そのボットは、すでにいくつかのウィキで運用していて、信頼性を裏付けるだけの十分な期間にわたり問題なく運用実績を積んでいること。
- グローバルボットの資格を取得するには Steward requests/Bot status で申請してください。(ローカルコミュニティの承認を得れば上記以外の作業をさせても構いません。)
- グローバルボット資格は、ローカルなボットフラグが効くプロジェクトウィキ群のうち、限られた一部のプロジェクトウィキだけで有効(ボットフラグと同様に機能すること)になっています。グローバルボットフラグが有効なウィキを全て載せたリストは、ここにあります。(このページの方針に関わらず従来どおり、ローカルなボットフラグを各ウィキで申請することもできます。)
自動審査
- 自動審査 (automatic approval) をはっきり規定しているウィキでは、オペレータは合意形成を経ずいきなりローカルなボットフラグの付与をスチュワードに申請することができます。ただし、その前に以下の条件を満たす必要があります。
- ローカル方針またはローカル承認申請ページで、自動審査について規定されていること。
- 当該ウィキでの実演として、定常的にボットフラグなしで少なくとも、一週間、または、100 回以上、そのボットによって編集すること。
- そのボットは、言語間リンクの整備、または、二重リダイレクト解消だけを行うこと。
コミュニティの合意
- 上記のいずれでもなく、かつ、そのウィキのローカルコミュニティにボット申請を取り扱う意思がある場合、最も適切な審議ページ (訳注: ボット申請ページ、なければ井戸端など) でコミュニティの承認を得る必要があります。ボットフラグを付与されないまま、勝手に高速運転や無人運転をしてはなりません。合意が形成されれば、ローカルのビューロクラットがフラグを付与してくれます。ビューロクラットのいないウィキでは合意形成後、スチュワードに依頼してください。
- もしローカルコミュニティがなく、かつ、上記に当てはまらない場合、そのボットはボットフラグなしで運用するか、または何もしないか、のどちらかでなければなりません。
許容されない使用法
- 議論の余地があるような書き換え ― ボットは、ほぼ全てのローカル編集者たちに受け入れられるような編集に使うものです。議論の余地があるような編集には決して使ってはなりません。もしボットの作業範囲を、コミュニティが認めた範囲より拡げたくなったときは、関係する審議ページにそのことを書き、反対意見がないことを確認しなければなりません。もし自動審査によってフラグ付与されたなら、自動審査節の定める制限を超えてはなりません。
- データ収集 ― ボットは、承認を受けた任務に直接の関係のないコンテンツをまとめて取得するために使ってはなりません。別のウェブサイトから動的にページを読み込むことも同様に避けてください(そのウェブサイトでブラックリストに載ったり永久アクセス禁止処分を受けたりする虞もあります)。コンテンツをまとめてダウンロードしたい場合やプロジェクトのミラーを作りたい場合は、データベースのダウンロードサービスをご利用ください。ここのデータベースのコピーを、お手元におくことができます。
- スペルチェック ― コミュニティから明確な合意をもらわない限り(特に基本名前空間では)ボットで自動的に誤字訂正してはなりません。たいていの言語では、誤字(スペル誤り)の訂正を自動的に行うことは技術的に困難であり、かえって誤りを生じてしまいます。
グローバルボット資格の削除
グローバルボット権限は、以下の場合に削除されます:
- ボットによる要求があった場合
- ボットが、永続的に外部のタスクを実行するために使用されている場合
- 以下の条項で、ボットが活動していないと判断された場合:
- グローバルボットアカウントが、グローバルボットフラグを許可しているすべてのプロジェクトで通年、編集を一切実行していない場合は、活動していないとみなされます。
- 活動していないグローバルボットフラグの削除が行われる前に、オペレータはそれぞれの利用者ページとメタウィキで通知する必要があります。
ガイドライン
名前
絶対の義務ではありませんが、ボットの名前は人間の編集者と区別しやすいよう、見やすい形で "bot" という言葉を含むようにしましょう。最も一般的な名づけ方は、オペレータの利用者名に由来する形(例えば Pathosbot)です。曖昧さ回避スタイル(例えば Xenophon (bot))もよく使われます。
抑速制御と、混雑時間帯の配慮
ボットフラグのないボットは、一分より長い間隔をとって編集するようにすべきです。承認されフラグをもらったボットは、絶対最小限度として間隔 5 秒(毎分 12 編集)を厳守すべきです。ボットはサーバが最も混雑している時間帯を避けて運用するよう努めるべきです。本来は人間の読者や編集者に使ってもらうはずのサーバ資源を、急速に使い果たしてしまいかねないからです。そのような時間帯に運用する場合、サーバ資源を節約するため、間隔を 20 秒(毎分 3 編集)はあけるようにすべきです。
ボットの編集速度を、サーバ負荷(データベース間同期の遅延秒数)に応じて自動調整させる方法もあります。各 URL のクエリ文字列部分に、そのためのパラメータ (mw:Manual:Maxlag parameter) を追加することで可能となります。
監督
完全自動実行 (run autonomously) と明確に宣言している場合は別ですが、そうでない限り、オペレータは常に対応可能であるべきです。つまり、時々メッセージをチェックし、意図した動作を外れたときや苦情を受けたときにはすぐ停止させられる体制を保っているべきということです。もしオペレータが対応しない場合、ボットは問題が解決するまでブロックされるかもしれません。
最善の手法
Please read wikitech:Help:Toolforge/Developing successful tools for strong recommendations that will make life easier for you and for everyone else in the future!
Briefly:
- Pick a license
- Publish the code
- Have co-maintainers
- Write some documentation
関連項目
- グローバルボット: グローバル権限 · グローバルグループ (toolforge) · メンバーの一覧 · グループ変更記録
- 特別なグローバル権限
- グローバルボット対象ウィキ: 一覧 • 変更記録
- Steward requests/Bot status
- ボットについて:
- ボット
- 言語間リンク整備ボット および 言語間リンクの並び順
- Pywikibot フレームワーク (様々な MediaWiki へのインストールに対応)