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管理者(英: Administrators)または、シスオペ(英: sysops)、一部のウィキにおける用務員(英: custodian)は、以下のような技術的な権限を持っている利用者グループです。

  • ページの削除と復元、削除されたページの版の閲覧
  • ログインユーザー、単一のIPアドレス、IPアドレスの範囲をブロックまたはブロック解除
  • ページの保護と保護の解除、保護されたページを編集
  • (利用可能な場合)ページの公開版レベルを設定(
  • MediaWiki名前空間のほとんどのページを編集
  • 他のウィキメディアプロジェクトからページをインポート
  • 技術的なメンテナンスに関するその他機能の実行
  • 利用者に対し巻き戻し者IPブロック適用除外者ボット扱い利用者などの一部の利用者グループを付与、剥奪
削除フォームの画面
保護フォームの画面
ブロックフォームの画面

管理者は管理者権限を与えられた wiki においてのみこれらの権限操作の実行が可能です。

プロジェクトによって、管理者の役割と期待されることに加え、行動を取り巻く方針も大きく異なります。 管理者は通常の利用者よりも技術的な能力がありますが、これは別にコミュニティから与えられて獲得した権限と混同すべきではありません。特定のウィキサイトによっては、管理者または管理者候補の方針の文書を採用していないかもしれません。これは通常、利用者数と活動量が限られていることに起因します。

プロジェクトにより管理者を別の用語で呼ぶことがあります。例えば英語版ウィキバーシティでは「custodian」、スペイン語版ウィキペディアでは「図書館員」(librarian) の訳語に相当する用語を使います。

全ての管理操作はログに保存され、他の管理者が誰でも元に戻すことができます。これはMediaWikiの全ての特別な権限に共通して適用されますが、一部の管理操作は公開されたログには記録されません。例えば、チェックユーザーは公開ログには保存されないため、相互監視のために各ウィキメディアプロジェクトに2人以上いる必要があります。ログが記録されることにより、管理者の操作はコミュニティ全体で厳密に精査されます。特にこの合意行動、相互監視、不正防止は護民官特権執政官と比較されます。システムが不正を防止することができず、操作を元に戻すために管理操作を何度も行う悪循環はwheel warと呼ばれます。

管理者はグローバル方針である管理者の活動状況の点検の対象となり、2年以上活動がないとその権限が除去される可能性があると規定されています。

関連項目