Universal Code of Conduct/Drafting committee/Phase 2 meeting summaries/ja
このページにはユニバーサル行動規範の第2フェーズ草案委員会の会議の要約をまとめてあります。
2011年
第1回 - 5月13日
草案委員会、ウィキメディア財団職員およびこのプロセスの進行役が集まり、安全な空間を作って調整を構築しつつ目標とプロセスについて学び、ウィキメディア運動のユニバーサル行動規範の施行に関するガイドラインを起草できるように委員会の準備を開始します。
この初回の草案の協議では、委員同士が互いをもっと知り、第1フェーズの作業、第2フェーズでこれまで実施された研究やコミュニティの聞き取り調査について学んだりしましたが、さらに進行中の作業も紹介を受けました。また委員会の作業に関する規約と期待されるものを探りました。
第2回 - 5月18日
草案委員会は将来の協力の前提として、安全な空間を協議し最終的な修正を求めました。一部の委員からさらに提議を受けており、それらの協議と修正の投票は次回の会議で再び行う予定。
委員はまた、ユニバーサル行動規範の施行ガイドラインの草案づくりに役立つと提示された参考資料について話し合いました。
部門間の協働やUCoCに与える影響は、第2回会議の重要な議題でした。委員は部門間の協働が自分自身の挙動や他人に対する言動にどのように影響するかを学びました。性差、地理的位置、政治経済的な状況、あるいは教育その他の要素がUCoCの施行にどう結びつき影響を与えるかを協議しました。
第3回 - 5月27日
出席した起草委員会のメンバーは、共同作業のための修正された安全な空間に関する協定に全会一致で合意し、また、呼びかけに参加しなかったメンバーをどのように含めるかについても合意しました。また、この協定への違反をどのように防ぐか、違反した場合にどのように対処するかについても議論しました。
出席した委員は、共同作業のための修正された安全な空間のための協定に全会一致で合意し、また、呼びかけに参加しなかったメンバーをどのように含めるかについても合意しました。また、この協定に違反することを防ぐ方法と、違反した場合の対応についても議論しました。
第4回 - 6月1日
起草委員会のメンバーは情報提供セッションに参加し、その後、コミュニティー・レジリエンスと持続可能性担当バイスプレジデント Maggie Dennis との質疑応答しました。このセッションでマギーは、UCoCの様々な側面についての考えを述べ、法務や専門的な状況の概要を説明し、彼女の専門的な観点から、施行の必要性と期待についてゾーニングを行いました。
第2部では、起草委員会に対して、施行ガイドラインや評価手順の起草に役立つ様々なテンプレートが紹介されました。委員会では、様々なテンプレートについて議論し、コメントや提案を行いました。また、各自で適切なモデルを作成することも奨励されました。
第5回 - 6月10日
起草委員会メンバーには、今後サブグループで行う非同期タスクの大まかな紹介が行われました。また、今後のセッションで予想される作業量と時間的な制約についても説明がなされました。委員会メンバーは、各サブグループにおけるメンバー間の共同作業のスケジュールや、共同作業のためのプラットフォームやツールは何が適しているのかについて議論しました。
セッションの最後には、各メンバーがそれぞれのサブグループで異なる起草テンプレートについて議論しました。セッションの後、彼らは他のグループメンバーとインプットを共有し、ユニバーサル行動規範の施行ガイドラインを起草するために使用したいさまざまな起草テンプレートを述べました。
第6回 - 6月15日
起草委員会およびスタッフメンバーであるClaudia Loは、参加委員会メンバーに対してハラスメントのターゲット調査を簡単にプレゼンテーションしました。彼女は、調査方法、得られた知見、調査参加者のプライバシーと透明性に関する懸念について話しました。また、他の委員からの質問やコメントにも答えました。
Civvìは、第1フェーズ起草委員会のメンバーです。委員会での経験を共有し、その手続きの進め方や仕事の課題について話すために招待されました。彼女は、委員会がどのように UCoC コードの起草を始め、コミュニティーにプレゼンテーションするための最終草案を準備したかを話しました。
会議前半の経験の共有と、ファシリテーター・チームからの草案に関する勧告に基づき、起草委員はそれぞれのサブグループで選んだテーマで起草を開始することに合意しました。
第7回 - 6月24日
起草委員会のメンバーは、その週のうちにサブグループに分かれて非同期的な作業を行い、会議の間に他のグループの作業を読んでコメントをしました。会議の終わりに、メンバーは各サブグループが作業した文書を1つの文書に統合し、ユニバーサル行動規範の施行ガイドラインの下書きについて共同で作業することを決定しました。
各グループは、ワーキンググループの作業方法、課題、結果を共有し、他のサブグループのメンバーが各グループで行われた作業の背景を知ることができるようにしました。
第8回 - 6月29日
この週には、各サブグループからのすべての文書が一つの文書に統合され、起草委員会のメンバーはこの統合された文書に、他のサブグループが書いた部分にコメントを加えて共同で作業を行いました。
会議の後半では、再びサブグループに分かれ、もともと作業していた文書部分について、集団作業中に残されたコメントや質問を取り上げ議論することになりました。質問やコメントによっては、委員会全体として対処する必要があり、それらをリストアップし、次のセッションで議論することに合意しました。
第9回 - 7月8日
会議の冒頭で、委員会のメンバーは、以前の会議で重要なものとして挙げられたにもかかわらず、非同期作業では解決されなかった施行に関する疑問について議論しました。これには、ウィキメディアンがUCoCについてどのように教育されうるか、外部の団体、政府、活動家がプロジェクトに影響を与えようとする場合、プロジェクトとそのボランティアをどのように保護するのが最善か、異なる施行機関がどのように協力し、必要ならばそれらの間でどんなデータを交換しうるかという疑問が含まれました。委員会はまた、グローバルな提携団体やプロジェクト横断的なオンラインコラボレーションとの関連で、ローカルという用語についても議論しました。
会議の後半では、委員は統合された文書について作業を開始し、コメントを解決し、テキストを新しい構成に移行させました。委員会のメンバーの一人が、コメントや追加資料のない新しい文書を作成することになり、他の委員もグループがすでに同意している分野、さらに議論が必要な分野、埋めるべきギャップを強調することができるようになりました。
第10回 – 7月13日
会議の前半では、起草委員会のメンバーが、コミュニティで検討できる草案を作成するために、誰がどのような活動を行うかを決め、プロセスの次の段階への参加を整理しました。
会議の残りの時間では、この文書の中でもう少し議論が必要な部分を取り上げました。重要なポイントのひとつは、施行の「ユニバーサル性」のレベルと、異なるコミュニティーが行動規範の違反にどのように対処できるのか、あるいは対処すべきかということです。
第11回 – 7月22日
委員会は草案の文書の細部に目を通し、進行役がカラーマーカーを引いてさらに協議が必要か、それよりも複雑か示した箇所について、優先順位の高い課題の協議を終えました。
この会議のもう一つの議題はコミュニティからのフィードバックを集める最善の方法、フィードバックの収集とまとめの時期の配分、それらを施行の草案に組み込む方法の協議でした。
第12回 - 7月27日
会議の主な部分は最後にいくつか質問を取り上げ、物議を醸したり複雑な問題を複数、解決しました。
委員会はコミュニティの話し合いにかけるべき特定の質問をまとめ始めました。委員間で今週中にもう1度会議を開き、グループの作業としてコミュニティの査読にかける草案の完成を目指すことにしました。
第13回 - 8月5日
会議全体を文書に寄せられた残りのコメントの解決にあて、明確さが足りないと判断した諸部分の言い回しの修正、読解が難しい文章に詳細を加筆するなどしました。
また質問点についてはコミュニティの話し合いにかけるものを整理し、コミュニティからのフィードバックを草案にどのように組み込むと良いか協議しています。
第14回 - 10月18日
草案委員は休止期間を挟んで再び集まり、会議の前半はプロセスの進行状況の説明、主に日程表について報告しました。その後、運動の各所から上がってきているフィードバックの把握に関し、委員はどの程度、最新の状況を追っているか、個別に尋ねました。
会議の後半は草案のさまざまな箇所について、改訂を要するか、改訂と更新担当班と、この活動に取り組む方策の総提案の協議班に分かれました。
第15回 - 10月28日
メンバーは毎週の仕事を確認し、U4C、裁定委員会、その他のグローバルな役割について議論し、可能なクロスプロジェクトの裁定委員会の様々な形態について議論しました。
また、U4Cの役割、提携団体委員会との関係、提携団体間の紛争解決、既存の裁定委員会との関係についても議論されました。
文書の一部変更が検討され、変更されました。
第16回 - 11月2日
この委員会では、公開質問の一部と、コミュニティーからのフィードバックラウンドで受け取ったフィードバックについて議論されました。
小さなWiki」の定義や、これらのプロジェクトの脆弱性、これらのプロジェクトを支援する方法について議論しました。また、U4Cとコミュニティーとの関わり方や、いくつかの手続きについても議論しましした。
この委員会の第2部では、文書内の文言にいくつかの修正が加えられました。
第17回 - 11月11日
この委員会では、起草委員会のメンバーが、上訴手続きについて、その手続きをどの程度地ローカルに移すべきかについて議論しました。また、ローカルの方針、既存の方針、プロジェクトが生み出すかもしれない新しい方針、そしてUCoCの間の議論も行われました。
委員会は、文書の言語が非常に専門的な部分もあり、その部分については要約を作成すべきと判断しました。
第18回 - 11月16日
会議の前半では、起草委員が批准プロセスの開始に関する最新情報と最終草案の編集について議論しました。
会議の後半では、起草委員が優先順位の高いさまざまな問題を認識し、そのうちのいくつかについてコンセンサスを得ました。また、各委員は自発的に草稿の文言の改善を行いました。
第19回 - 11月25日
会議の前半では、起草委員は優先順位の低いコメントの解決に焦点を当てました。後半では、批准に関する質問と、抽象性について考え方とその最善の創造方法について議論されました。
第20回 - 11月30日
起草委員は、批准プロセスの選択肢について議論し、意見を述べました。草案の最終的な編集作業を決定するために、ある程度の時間を費やしました。
第21回 - 12月9日
会議の前半では、施行ガイドラインの仕上げの工程とスケジュールについて議論された。委員会では、再度タイムラインの延長について問題提起がなされました。その後、優先順位の低いものから中・高位のものまで、委員が意見を出し合いました。委員会では、コメントを確認し、受け入れるとともに、一つの声として聞こえるように、言葉遣いを一部変更した。また、最後の会議で議論する必要のある差し迫った議題を特定し、文言に関する優先順位の低い問題を編集グループに委ねました。
第22回 - 12月14日
会議の前半では、1月上旬までのスケジュール延長が発表され、内容に関する最後の議論を閉じるための次の段階が整理されました。その後、委員は残っているオープンコメントに目を通し、可能な限り多くのコメントを解決し、最後に残った差し迫った議題についていくつかの決定を行いました。
第23回 - 12月23日
会議の前半では、マギー・デニス(コミュニティの回復力と持続可能性担当次席責任者)が加わり、委員への感謝のスピーチを述べました。委員は、オープンコメントの終了に努めました。後半では、設立委員会について、メンバーが話し合った点などを合意しました。また、設立委員会で検討するための提案を保管するドキュメントを作成した。
2022年
第24回 - 1月6日
草稿委員会の最終会議では、法務部門による査読に続く提言を話し合い取り入れました※。委員会はまた文書中に残っていた未解決の疑問を解決しました。ガイドラインの更新版は翻訳され2022年1月末までにコミュニティに提示する予定です。(※=suggestions ... were discussed and integrated。)