Community Relations/コミュニティ協働と製品開発/技術大使と翻訳者

ウィキメディア財団コミュニティ連絡員は財団(以下WMFと表記)ソフトウェア開発関連のチームとコミュニティとの協働改善に今後も携わっていこうとしています。友好的な環境でさらに多様な人々をどんどん巻きこんで一緒に作業を進めていくのが望みです。この目標達成には技術大使と翻訳者が重要な役割を担います。ではこれらの人々(あなた)に提供するサポートをどう改善できるでしょうか?

ウィキマニアに参加した技術大使や翻訳者と雑談。
Tracked in Phabricator:
Task T176475 resolved

WMFでは技術大使と翻訳者の役割を強化したいと考えています。ボランティアとして活動を始めそうな新人の皆さんから見たときにこれらの役割が探しやすく、また貢献したくなるものにすること、さらにウィキメディア運動全体で認知度を上げることが肝心です。

以上の理由から、WMFでは役割の正式な定義ばかりでなく、Key Performance Indicators(KPI=業績評価指標)に組み込めるような評価尺度をいくつか定義できないか、現役ならびに今後の活躍を考えている貢献者の皆さんにご協力をお願いします。さらにまた、これらの役割のワークフローに改善が必要な点や欠点がないか、探索するつもりです。これらの一環としては既に技術情報を効率的に広める方策として技術ニュースを評価しており、今後も特に他の主要な製品ニュースレターの評価へと続けているところです。

役割の定義とKPI(業績評価指標)の原案を公表しました。

これに対するフィードバックの受付期間は8月8日火曜日から同月22日まででした。

現在もトークページでは「長大スレッド」2本で、皆さんの意見交換を行っています。継続中の活発な議論と言えるでしょう。現状では、活発な技術大使の人数の追跡開始に絞ることになりましたが、この課題や関連の話題の議論をコミュニティといつでも前向きに交わしていきます。モントリオールのウィキマニア(訳注:2017年)ではこの課題をめぐって面談を開き、関心があれば閲覧できるようにメモを取ってあります

現在までに活動によく関わり新機能の試験や、より複雑な問題にフィードバックをしたり集めたり、いわばご所属のコミュニティで頼れる人物として公認されているなら、ぜひ一覧表にご自分の名前を記入しましょう(ページ下部にリンクがあります)。

その先にどんな未来が待っているか、一緒にわくわくしませんか!

技術大使とは

役割の定義

現在、活動中の技術大使とは:

  1. 存在が明らか - 公開の一覧に掲載しどのコミュニティの技術大使か明示される;
  2. 常に活動的 - 理解しやすいメッセージの発信に配慮して、所属するプロジェクトのコミュニティに技術関連の情報を投稿する。
  3. 協力的 - 所属するコミュニティから情報を吸い上げてMediaWiki.orgならびにPhabricatorにつなぐ補助をし、ローカルの問題の早期解決に貢献。
  4. 連絡が取れる - 技術関連でコミュニティ連絡員(等)から受けた連絡に応答する。

2017/18会計年度でコミュニティ連絡員提案によるKPIを導入

技術翻訳者(草案)

役割の定義案

現在、活動中の技術翻訳者とは:

  1. 存在が明らか - 公開の一覧に掲載し、どの言語対応か、技術関連の翻訳者として特記される
  2. 常に活動的 - 定期更新と新規の両方の翻訳を手がけ、技術ニュースや編集機能ニュースレター、提携団体対応ニュースレター(訳注:Editing newsletter・Collaboration newsletter)などの他、新ソフトウェアや機能に関連する情報の流通を担当する。
  3. 協力的 - 所属するコミュニティから情報を吸い上げてMediaWiki.orgならびにPhabricatorにつなぐ補助をし、両方が情報の交流に感じる苦痛の低減に貢献。
  4. 連絡が取れる - 新規もしくは緊急度の高い内容について、コミュニティ連絡員(等)から作業発生を連絡されると応答する。

KPI導入の提起(今後の検討課題)

  • 技術ニュースTech Newsの翻訳言語を100%対象とし、発行号の75%において、掲載記事の75%をターゲットに想定します。

関連項目