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PRISM、政府の監視、ウィキペディア: コミュニティのフィードバックのお願い

先週、アメリカ政府の「PRISM」と呼ばれるインターネット監視プログラムについてのニュースが報道されました[1] 報道によればこれは、米国内のサービス提供業者のサーバーからアメリカ政府が直接個人情報を収集できるものだとのことです[2] 関わったとされるサービス提供業者のほとんどは、PRISMに関わったことを否定しています[3]が、オバマ大統領はプログラムの存在を認め擁護しているようです。

Uncertainty and open questions persist about the nature and scope of PRISM. These public reports, and the conflicts among them, have raised concerns in the Wikimedia community, including at the Wikimedia Foundation.

私たちの現状について

ウィキメディア財団は、PRISMに参加を求めたり、Foreign Intelligence Surveillance Act (FISA)に従うよう求めたり、またどんな秘密情報監視プログラムにも参加または協力するようにという、要請や法的命令を受けてはいません。また、ニューヨーク・タイムズがいくつかのサービス提供業者について報じているような、政府の監視を容易にするような「変更」も行なっていません。[4]

なぜ問題にするのか

言論と、情報へのアクセスの自由は、ウィキメディアの中核にある価値観です。監視があると、こういった価値観は毀損されます。当然のことながら、編集者も読者も、執筆意欲や、情報を率直に自由に伝えようという気力が失われます。平たく言えば、"プライバシー権は知的自由にとって必要不可欠なのです."

これに加え、PRISMはアメリカ政府のプログラムではあるものの、インターネットのトラフィックがもつグローバルな性質と、またBBCで報道されたところによると、監視情報が政府間で共有されていたことから、世界中のインターネットユーザーが影響を受ける可能性があります。このような理由から私たちは、寄稿者と読者の「グローバルな」コミュニティ全体に対して、この問題について理解を深めてもらうこと(とできればそれに反応すること)の責任を感じています。

Consultation and action

PRISMについては分かっていない疑問点がたくさんあるため、またこの問題には私たちの基本理念に対する潜在的な重大性があるため、今後取りうるべきステップについてウィキメディアコミュニティに諮るのが適切だと感じています。[5] In our opinion, governments must be transparent to their publics. This transparency is essential to our ability (and that of other like-minded organizations) to determine whether a legal or constitutional challenge is appropriate in a case like this.

Mozilla, the Electronic Frontier Foundation, the Free Software Foundation, and the Center for Democracy and Technology, among many others, have begun to work together on this issue. They have started by preparing an open letter to the U.S. Congress, calling for transparency, investigation, reform, and accountability, and have asked individuals and other interested organizations—like the Wikimedia Foundation—to join them.

As we see it, we have an important role to play in helping ensure protections for free expression and access to information as it relates to our mission. We accordingly feel that the Wikimedia Foundation should collaborate with these organizations, and possibly others, and join in their effort to demand that the government account for and explain their internet surveillance programs.

That said, we want to hear from you on these topics before we take any action. Should we join with these organizations in their public statements and efforts as they relate to the Wikimedia community’s values and mission? Please leave your thoughts on the talk page. We will consider all feedback, but, because events are moving quickly, we feel we need to make a decision on this by June 21, 2013.[6]

注記

  1. 「ワシントン・ポスト」と「ガーディアン」が6月6日に報じました。
  2. 初期の報道では、このプログラムのもとで非常に広範な情報がアクセス可能になっていたとされました。しかしその後、このプログラムには少なくともある種の正式かつ個別的な手続きが介在すると CNET は 報じました
  3. 関わったとされる8つの組織からの否定声明をTechCrunch は 公表しました。
  4. 私たちの協力なしでも監視は可能です。結果として、インターネット上の一般的なトラフィックを政府やその他の機関が盗み見することは、私たちの寄稿者や読者に影響を与えるかもしれません。これをブロックしやすくするため、ウィキメディア・プロジェクトのサイトはすでにHTTPSでアクセスすることができるようになっていますし、HTTPS Everywhereをインストールすることでそれをデフォルトにすることもできます。現在、読者とログインユーザーのどちらに対しても、拡張機能をインストールしなくてもHTTPSがデフォルトになるように、作業を推進しているところです。今後のアップデートは engineering blogに投稿されます。
  5. As you may know, the Wikimedia community worked with the Wikimedia Foundation to put together a policy on the Foundation’s association with certain political or policy issues. It applies when, among other things, the Wikimedia Foundation seeks to collaborate with other organizations to take action on a particular policy or political question. Under this policy, community consultation is highly valued.
  6. This proposal is intended only to address the participation of the Wikimedia Foundation and is not intended to restrict other Wikimedians from acting in their personal capacity.