戦略2016/よくある質問と答え
これは運動の戦略を表しているの?それとも財団の戦略?
これは、ウィキメディア財団の戦略です。2010年にコミュニティと財団は一緒になってウィキメディア運動全体の戦略計画を練りあげました。これには戦略(目標)と戦術(それら目標を達成するための手段)が含まれます。私たちは、2010年から2015年にかけての戦略のゴールはいまだ有効かつ妥当なものであると思います。2016年戦略では、運動の前線で財団が担うべき役割にフォーカスします。2016年からr2017年での財団の戦略に応じた戦術は、年間計画の中で詳細にご説明します。
これらの注力分野は何に由来するの?
リーチ、コミュニティ、ナレッジ。これら3つの注力分野は、「人類の一人一人がすべての知識を自由に分かち合える世界を想像してみよう」というウィキメディアの構想宣言に由来します。
- リーチは、人類の一人一人が私たちの知識を確実に共有できるようにし、もし彼らが望むなら私たちの運動の一員となることも可能にします。
- 私たちのコミュニティは、私たちの主たる強みであり、私たちの構想を実現させるコンテンツやプロジェクトの源でもあります。
- ナレッジは、私たちが世界と共有するものです。私たちは、質が高く、多岐にわたり、誰しもが享受することのできる知識を求めて努力します。
これら3分野は、ウィキメディア運動のための2010-2015ウィキメディア戦略計画において梗概が定められた戦略的優先事項に合致するものであり、各分野で公開されているアプローチ候補のように、15か月間の相談と、スタッフ、コミュニティ、ウィキメディアの支持者らが何度も話し合ってきたことにより、よりよいものとなりました。
どうしてこのやりかたなの?
私たちは、自分たちの価値観や物事の進め方に即して、皆さんにもっと協力していただけるような戦略策定過程にしたいのです。2016年の年間計画の締め切りに間に合わせ、全体戦略に則ってチームや各部の戦略を調整するために、財団の戦略を早く確定させるひつようもあります。私たちが提示したいくつかのアプローチ案は広い観点から作られています。年間計画で実行できるものはそのうちの二つか三つに過ぎない一方で、そのうちのどれがあなたの心に響くか知りたいし、これらの分野で注力すべきことはどのようなものか、他に考えがあれば知りたいのです。私たちが事前協議で集めたアイデアを知り、さらに良いものとする機会が、この戦略策定過程によって、すべての人々にもたらされたらなあと思います。
この次には何があるの?
戦略策定過程における最初の協議会は、1月18日から2月15日までやっています。協議会の期間中に受け取った皆さんの助言は、ウィキメディア財団職員と戦略の相談役がまとめ上げて、代表的な知見と戦略方針のたたき台をさらなる議論のために2月22日にコミュニティへ返します。2月29日には最終案をコミュニティへお見せします。さらに変更する何かがある場合には3月4日までの受け付けとなります。この最終案が2016年の財団の年間計画になります。年間計画は、遅くても4月1日までに財団広報委員会に送られます。