LSS/foundation-l-archives/2007 week 5/ja
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ここに掲げるのは、メーリングリストサマリサービス(LSS)の一部である Foundation-l の抜粋です。投稿者名のついた投稿メッセージにはアーカイブ中のメールへリンクを張っています。しかし、必ずしも全てのメッセージがアーカイブに保存されているわけではなく、アーカイブ自体が不安定でメッセージのURL自体が定期的に変更されてしまうことがあることから、リンク先が切れている場合があります。不正確な点についての修正を歓迎しますが、スタイルや報告の要点に関する修正についてはまずノートページで議論してから修正してください。サマリ中での投稿者に関する言及を、ウィキペディアのハンドルネームで呼ぶか、e-mailの名前を使うかは、それほど一貫したポリシーがあるわけではなく、時と場合によります。人称代名詞の性別は、たまに間違えていることがあります。
本サマリでは(おおよそ)2007年1月29日-2月4日のやり取りの内容を報告する。
- [1]フェアユース画像がWMFのウィキサイト上で認めてよいかどうかについての議論が先月からさらに続いた。
- [2] rory096は英語版ウィキペディアの利用者名の方針の変更提案について報告し、この提案で非アルファベット系利用者名が署名中に利用者名の翻字を含むこととし、注意を受けても変更しないユーザはブロックするとの新提案がされていると述べた。この方針が不公平な取り扱いとなるかどうかについて議論がなされた。 [3] rory096は「強い推奨」という文言で合意に達したと報告し、強制ではない方針となったと述べた。
- [4] David Gerard は最近の論文へのフリーアクセスについての明るいニュースを受けて、フリーコンテントを普及させていくのに何ができるだろうかと尋ねた。 [5]Deliriumはそれらのニュースは「無料」の意のフリーであり、「自由」の意のフリーではないと述べた。
- [6] TOR はGlossaryページにて支部関連の用語集を作ったとして、追加修正などを求めた。
- [7] Andrew Gray はウズベキスタン国内からはウズベク語版ウィキペディアだけに制限がかかっており、アクセスできなくなっていると報告し、WMFプロジェクトへのアクセスに制限を受けている地域の地図もしくは一覧のようなものを作成してはどうかと提案した。
- [8] Andre Engelsは現在閉鎖中のモルドバ語版ウィキペディアの今後の予定について訪ねた。 [9]GerardMは閉鎖は理事会の合意無しに行われたものであり、言語版委員会が再開を提案していると説明し、モルドバ語版およびルーマニア語版ウィキペディアでの共同作業をどのように図っていくかについての議論が行われるだろうと述べた。また、全プロジェクトにおけるいかなる荒らしも追放の対象となるだろうと述べた。 [10]Yannは再開にあたっては、なんらかの手続きもしくは管理者、ビューロクラット(少なくとも2名の母語話者が必要。一人はラテン文字系、もう一人はキリル文字系を担当する)、調停委員会が必要ではないかと述べた。を必要とすべきではないかと提案した。また、OTRSはモルドバ語版ウィキペディアの完全削除を求める要望を複数受けとっているとも報告した。 [11] Neilはラテン文字系からキリル文字系への変換を行うプログラムを実稼働させる前に、なんらかの連携が必要になるだろうと思うとの説明を行った。
- [12] David Gerardはより簡易な手段で組織・団体が自身の記事に関して修正を投稿するためにOTRSや彼の連絡電話番号を見つけられるよう、適切な方法を模索すべきだと提案した。 [13]Erikは根本的な問題としてノートページが機能していないとし、WMFがLiquidThreadsと呼ぶノートページの代替を開発継続のための開発者の雇用を提案した。 [14] Fred Bauderは編集画面の下に見える注意書きの箇所に、利害衝突についての情報を追加することを提案した。
- [15] Bryan Tong Minhはcommons:Commons:Picture_of_the_Year/2006(2006年最優秀画像)のコンテスト候補一覧の報告をした。第一段階として、2月14日までの投票が行われ、決戦投票は2月28日までの予定であると述べた。
- [16] phoebeはハーバード大のMBA学科の講義で使われているウィキペディアに関する事例紹介の講義資料がGFDLで提供されていると報告した。[17]
- [18] Oscar は、これまでボランティアで任にあたっていたデルフィーヌ・メナーを支部担当調整役として非常勤職で雇うことを発表した。
- [19] habjは非WMFのウィキプロジェクトがウィキペディアロゴの改変版を使用していると報告した。 [20] Angela は当該サイトの開設者に連絡をとり、それが一時的なロゴとして使われており、本番用ロゴを作成中で、サイトの公開前には差し替えるとの説明を受けたと述べた。
- [21] Anthere は理事会がフィリップス・オッペンハイム社と契約を結び、常勤の事務局長職の適任者を探すことに合意したと報告した。
- この団体についての情報は以下: http://www.phillipsoppenheim.com/laurie_nash.html
- (非公式だが)WMFの探している適任者についての情報は以下: http://lists.wikimedia.org/pipermail/foundation-l/2007-January/027269.html
- [22] Anthere は Brad Patrick は事務局長職から外れ、主任顧問弁護士の職に専念する予定だと発表し、WMFが直面している多くの複雑な法的問題の解決に専念すると発表した。
- [23] Anthere は現在の事務局長の欠員により、理事会は以下の組織体制を取ることにすると発表した:
- 全ての事務局、総務関連の件については、事務員(バーバラ、ダニー)はキャロリンに報告を行う。
- キャロリンは(執行担当)はフロランスに報告を行う。
- サンディ(広報担当)はフロランスに報告を行う。
- ブラット(法務担当)はフロランスに報告を行う。
- ダニー(補助金、特別プロジェクトなどの事務関連以外)はエリックに報告を行う。
- ブライアン・マーク・ティム(技術担当)はヤン=バートに報告を行う。
- デルフィーヌ(支部担当)はオスカーに報告を行う。
- これまでの経緯から、オスカーとマイケルは財務と監査関連を担当する。
- ジンボはPR活動およびライセンス議論に携わる
- キャットは様々な法的関連、ライセンス議論に関わり、まだ公にされていない任務を担当をする。
[24] Anthereは説明を補足し、新しい最高技術責任者(CTO)を雇う計画があり、開発者たちはブライアンへ報告する必要がなくなり、自身の作業内容については自身で管理していく必要があるだろうと述べた。 [25]ブライアンがさらに補足し、自身がCTOというよりは開発者の指導者の立場にあり、来月からは本部事務局で働くことになると述べた。