Education/ウィキペディアを授業の教材にする
教職員の皆さんで「ウィキペディアを授業の教材にする」企画に参加されると以下の各点の理解を高めてメディアならびに情報のリテラシーを高めることができます。
- ウィキペディアでは情報はどう作られるか
- オンラインのコンテンツを評価し吟味する方法
- 情報の消費と、偏重を見抜いたり知識の格差に気づく方法
- 教育者が積極的にウィキペディアの開発に関わるには
ウィキペディアを授業の教材にするプログラム※とは、教員の皆さんにウィキペディアと重要な関与を持つように働きかけ、教授法のツールとして用いる効力を把握してもらいます。さまざまな人の知恵を集めて設計したカリキュラムでは、教員の皆さんにウィキペディアが備えるそれぞれ特徴的な機能を探り出して考察し、授業で行う手順の味方としてどれほどの価値があるか確かめていただきます。同時進行の研修セッションにより、教員は経験豊富なインストラクターと協力して疑問点を共有し、グローバルな経験から学び、同じ考えをしている仲間とつながることができます。(※=The Reading Wikipedia in the Classroom。)
今日まで、7つの国で数百、数千の教師が「ウィキペディアを授業の教材にする」プログラムを無事に修了しており、範囲はナイジェリア、ボリビア、ギニアも含まれます。その過程で作成した教材類はウィキメディア・コモンズに公開してあり、興味を持った人は誰でもそれらからプログラムの詳細を知ることができます。
試作版について
当「ウィキペディアを授業の教材にする」企画は2020年、ボリビア、モロッコ、フィリピンの3ヵ国で試作版を実施しました。この試験版では、公開の知識分野で活動されている社会主体としての市民の皆さん、中等学校教師、政府当局間の協力に重点を置きました。企画の実施にあたり、ウィキメディア・ボリビア協会、メインランド州利用者グループ、フィリピン諸語ウィキ・コミュニティおよびパサイ市学区と連携しました。3ヵ国の現地の需要をくみ、研修用の教材と研修会の内容を調整して試作版を行なっています。証明書を取得した1代目の教師の皆さんと初回の研修の成果の詳細をご一読ください。
「ウィキペディアを授業の教材にする」教育課程を作成して先行版を実施した手順は、 K12ダイジェストをご参照ください。(訳注:外部リンク)
先行版の波及効果は詳細をプログラム完了報告書でご確認ください。
認定トレーナーを紹介します
トレーナー研修プログラムを実施する中で、私たちは世界に増え続ける認定トレーナーのネットワークづくりを支え、「 ウィキメディアを教材として読む」教育課程に発明を持ち込みローカル化を促しています。
ウィキペディアを授業の教材にするプログラム用モジュール
教師用ガイドのモジュール1(アラビア語版) | 教師用ガイドのモジュール2(英語版) | 教師用ガイドのモジュール3(タガログ語版) |
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教師用ガイドのモジュール1。url (2021年3月) |
教師用ガイドのモジュール2。url (2021年3月) |
教師用ガイドのモジュール3。url (2021年3月) |
プログラムの報告書
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試作版プログラムの体験報告書
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Final Report - Training of Trainers, RWiC (2021-2023)