不正利用フィルター保守員
このページはグローバル方針を日本語に翻訳したものです。 英語原本とその翻訳の間に意味や解釈に違いが生じた場合は、英語版が優先されることにご注意ください。 このページはコミュニティによって精緻化され承認されています。この内容に従うことは全プロジェクトの義務です。 コミュニティの承認なしに変更してはなりません。 |
不正利用フィルター保守員は、信頼を得ている利用者が不正利用フィルターを表示し、必要に応じて編集できるようにスチュワードによって割り当てられた、グローバル利用者グループです。この権限は、CentralAuthとSULを介してアクセスを共有するすべてのウィキメディアの公開ウィキで有効にされ、議論の余地のないメンテナンスのためやローカルコミュニティの要求によってのみ使用されます。このグループの利用者がこれを誤って使用した場合、ウィキメディアのウィキに深刻な混乱を引き起こしかねないため、不正利用フィルター保守員の権限は不正利用フィルターの管理に優れた実績を持つ利用者にのみ付与されます。
担当範囲
権限の行使
このグローバル・グループは、CentralAuthとSUL(閉鎖されたウィキを含み、プライベートおよびフィッシュボールのウィキを除く)を介してアクセスを共有するすべてのウィキメディアのウィキで有効になります。不正利用フィルター保守員は、いかなるプロジェクトのフィルターに対しても議論の余地がある変更を行ってはいけません。基本的に、コミュニティーが明示的に要求または承認をしない限り、不正利用フィルター保守員はフィルターの機能を変更すべきではありません。代わりに、今後の不正利用フィルターの拡張による変更によってフィルターが壊れるのを防ぐなど、メンテナンスのためだけに権限を使用するべきです。フィルターの変更には、その変更を必要とする理由を説明し、該当する場合は関連するPhabricatorのタスクをリストアップしたフィルターの説明にメモを残すべきです。
不正利用フィルター保守員は、事前の通知や同意なしに、大規模なプロジェクトのフィルターに日常的に変更を加えないようにしてください。コミュニティが確立しているプロジェクトや、不正利用フィルターを維持するためのプロセスを持つプロジェクトは、回避を要請することができます(「オプトアウトを行う」等)。その場合、プロジェクトは不正利用フィルター保守員に対して、必要な変更をどのように通知すればローカルコミュニティで適用できるかについて、適切なガイドラインを提供すべきです。例えば、「井戸端」ページへのリンクやメーリングリスト、または不正利用フィルター保守員にウィキ内のEメールでローカルの管理者に連絡するよう要求することなどです。
権限
- 保護された変数を使用するフィルターを表示および作成 (
abusefilter-access-protected-vars
) - View the abuse log (
abusefilter-log
) - View detailed abuse log entries (
abusefilter-log-detail
) - View log entries of abuse filters marked as private (
abusefilter-log-private
) - Create or modify abuse filters (
abusefilter-modify
) - Create or modify what external domains are blocked from being linked (
abusefilter-modify-blocked-external-domains
) - Create or modify global abuse filters (
abusefilter-modify-global
) - Modify abuse filters with restricted actions (
abusefilter-modify-restricted
) - View abuse filters (
abusefilter-view
) - View abuse filters marked as private (
abusefilter-view-private
) - 臨時アカウントで使用されているIPアドレスを閲覧 (
checkuser-temporary-account
) - Retrieve information about IP addresses attached to revisions or log entries (
ipinfo
) - Enable two-factor authentication (
oathauth-enable
) - View the spam block list log (
spamblacklistlog
)
任用
不正利用フィルター保守員の権限に関する依頼は、Steward requests/Global permissionsに記載してください。少なくとも1週間以上の議論の期間の後合意がある場合、スチュワードによって承認されます。議論は投票ではなく、コメントは利用者の承認に賛成か反対かの具体的なポイントを提示する必要があります。
ガイドラインとして、不正利用フィルター保守員は次のことを行う必要があります。
- 管理者または不正利用フィルター閲覧者(ウィキにある場合)を自分のホームウィキで所持していること
- 複数のフィルターの作成や編集をしたことがあるなど、不正利用フィルターの豊富な経験があること
- 不正利用フィルターのコードに貢献し、Phabricatorで関連する議論に参加していること
デフォルトでは任命は一時的なものであり、最長1年間有効です。更新は、Steward requests/Global permissions#Requests for other global permissionsで新たに申請をすることで行うことが出来ます。
権限除去
継続して不正利用フィルターの使用を認められるかどうかは、活動とコミュニティの信頼に依拠します。
- 悪用や不正: プロジェクトの不正利用フィルターへの大規模な追加や除去、エラーによる中断の継続など、問題のあるアクションにこの権限が使用された場合、管理者は権限を除去します。任意のスチュワードに申請を送信するにはSteward requests/Permissions#Removal of accessに申請を送信するか、緊急時には#wikimedia-stewards接続のIRCチャンネルに申請を送信します。
- 不活発: 不正利用フィルター保守員で6ヶ月間に1回もグローバルで編集を行わなかった場合、スチュワードは権限を除去する場合があります。
不正利用フィルター保守員の活動について審査を申し入れるには、スチュワードの誰かもしくはコメント募集の手続きを経るものとします。
ガイドライン
不正利用フィルター保守員は必ずグローバル利用者ページを作成し、そこにグローバルの権限保持者であること、権限行使の例(すなわちこのページへのリンクの掲出)を明示しなければなりません。不正利用フィルター保守員は二要素認証の設定が推奨されます。
不正利用フィルター保守員権限保持者
関連項目
- 不正利用フィルター保守員: グローバル権限 · グローバルグループ (toolforge) · メンバーの一覧 · グループ変更記録
- グローバル・グループ
- 不正利用フィルター閲覧者
- 不正利用フィルター編集者 (廃止)
- AbuseFilter (ウィキの構成の比較)
- mediawiki.org の説明文書
- RfC: Abuse filter maintainer