ユニバーサル行動規範/研修

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ユニバーサル行動規範

概要

ユニバーサル行動規範の施行ガイドライン(以下「EG」)ではこの規範(以下「(UCoC)」)の共通理解をうながすため、その施行の情報を盛り込むために、研修モジュールの開発を推奨します。ここでいう研修とは UCoC 施行過程に参加を望む人々、あるいは UCoC の詳細を知りたい人々を対象に想定します。研修とは、一般的な情報を揃え、規約違反とは何か識別して対応する方法、複雑度が高い事案や異議申し立てなど、課題ごとにモジュールを組んで進めます。研修の開始時期は2024年3月を想定し、財団の支援を受けながら開発します。

モジュール

EG ではコミュニティの皆さんにUCoCというものと、それがどのように施行されるか理解しやすいように、以下のモジュール3件を推奨しています。

  • 第1のモジュール では UCoC の共通理解を主題とします。コミュニティ参加者の皆さんに向けて、UCoC が目指すもの、成立までのいきさつ、施行の方法の予測、また違反を通報するツール類の説明があります。
  • 第2のモジュールは、やはり参加者の皆さんに UCoC 違反の見分け方と、要点として通報の手順の説明をします。詳細としてタイプ別の違反、どういうものが通報するべき事案か、通報の手順と届け出先、UCoC の手順で通報がどう取り扱われるかわかるものです。
  • 第3のモジュールでは複雑な事案を主題としており、たとえばウィキメディアの複数のプロジアを横断した違反、あるいは長期にわたる嫌がらせ好意などです。また不服申し立ての手順も扱います。このモジュールにはインストラクター(説明役)が立ち合い、またU4C(ユニバーサル行動規範調整委員会)に参加する条件ともなり、同委員会への参加を検討中の人や、あるいは高度な権限を預かり、かつ非公開個人情報の扱い規約に署名された皆さんには受講を推奨します("※"=Access to Nonpublic Personal Data Policy)。

取り組み方

これら学習モジュールの開発に取り組む上で、いくつかの要素が考えられます。

  • 研修の開発にあたって、より多様な利害関係者から意見を聴き取るべきと EG は推奨しており、その範囲にはコミュニティの参加者の皆さんならびに財団職員の両方が対象になります。このチームの働きは財団職員と進めていますが、この公開のページとリンク元のモジュール草案をご用意し、コミュニティの皆さんからご意見や感想を募集しています。
  • For ease of understanding, to minimize confusion and to be able to reference back to the actual policies when doing the training, the structure and the language (i.e. terminology) of the modules have been kept close to the policy itself.
  • The emphasis on the text is to employ simple English. The primary goal is to communicate ideas and information in a clear and accessible manner, ensuring that the content is easily understandable for a broad audience. This involves using straightforward language, avoiding complex jargon or intricate sentence structures, and prioritizing clarity to facilitate comprehension. The focus on simplicity aims to enhance readability and make the text more inclusive, enabling a wider range of readers to engage with and grasp the intended message. Simple English also helps to make the modules more translatable.
  • The training material is developed with principles in mind acknowledging adult learners' unique characteristics. It's tailored for relevance and engagement, encouraging self-directed learning. Interactive quizzes prompt active participation and self-assessment, and spaces for discussions to foster collective knowledge and shared experiences.
  • モジュールの完成版はLearn.Wiki(ラーンウィキ)に配置しますが、皆さんからご意見をお聞きして、共同作業はそれぞれのモジュールに対応したメタ上のページで進めたいと考えます。Learn.Wiki というプラットフォームとは、ウィキメディア運動におけるオンラインの学習管理プラットフォームです。WikiLearn にはウィキメディア運動の参加者が専用のオンライン・コースを作成してあり、学習者が使えるようにしてあります。作成にはOpen edX(オープン・エデックス)というオープンソースの学習プラットフォームを採用しました。

皆さんの関与

参加するには?

皆さんには協議に積極的に参加し、既存の内容へのコメント、あるいは新しい発想の投稿など貢献をお願いします。翻訳に適した文にするため、わかりやすく身近に思えるモジュールには皆さんのご尽力が欠かせません。複雑すぎる文や翻訳に向かない言い回しに気づいたら、洞察を共有してください。表現の改善は、わかりやすさ、包摂性を進めて誰も取りこぼさないためであり、私たちのメッセージがグローバルな観衆に確実に届くようご協力をお願いします。

懸案事項について:

  • EG 関連には、例えば通報システムからあがった事案のトリアージュの方法など、未解決の質問がいくつかあり、複雑な事案の場合にモジュール3のインストラクターの適任の要件や選出の方法、UCoC実施におけるU4Cの役割の詳細なども含まれます。その視点に立つと、研修モジュールにはそれらの課題にかなり曖昧な部分が含まれ、質問が上がってきて解答が見つかったときに改善していく見込みです。
  • UCoC の基本的な理解、実施される方法がわかるモジュールは、使ってみて初めて見出しの構成や例文が皆さんの事例にあまり関係がないと気づくかもしれません。そのような場合も、モジュールはUCoCそのものと同様、まず基本線を示すためにあると理解していただき、コミュニティが異なればそれぞれの文脈と需要に応じて、研修モジュールを開発するようお勧めしています。
  • そのメタページは編集や助言の場というよりも、コメント投稿を歓迎する場です。この方法を取り入れて内容の統一性を保ちながら共同作業を円滑に進めようと目指しています。
  • しかしながら、モジュールに関して特筆するべき心配事や疑問がある場合は、ぜひトークページをご活用ください。トークページの役割は重大な問題の発生を予見したり問い合わせの投稿をまとめ、より掘り下げた協議の場として対処することにあります。
  • 結びになりますが、UCoC 実施そのものに関する反対意見は論議しないようお願いします。

手伝う方法

  • 全般について意見やコメント、提案や質問はありませんか?
  • 意味がわかりにくい、あるいは言い回しを換えたほうがよいところは?
  • 翻訳を意識して、書き換えたほうがよい単語や単文、段落に気づきましたか?
  • モジュールをもっと双方向に使えるようにするなら、こうした方が良いという思いつきはありませんか?

皆さんの意見をこのページのトークページで鋭意、お待ちしています!

参加する

当プロジェクトに参加希望の皆さんは、以下に記名してください。

次に何が起こるの?

EG(施行ガイドライン)に示したように、第1代目のU4Cは信任され、研修モジュールを管理し必要に応じて更新する責務を負います。ローカルの各コミュニティとウィキメディア提携団体のうち、それぞれのコミュニティで自発的に研修を行うところには、ウィキメディア財団から資金援助が受けられます。翻訳経費も対象に含みます。