戦略/ウィキメディア運動/2018-20/概要

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ウィキメディア 2030 戦略プロセスの目指すところはウィキメディア運動が現在と将来における複雑な挑戦課題を提示し取り組む機会をとらえることにあります。ウィキメディア財団が提言し、グローバルな広がりで提携団体ならびにコミュニティの参加を呼びかけました。

戦略の空間(ウィキマニア2017、モントリール)

戦略の方向性

 
運動戦略の空間で開いた作業部会の会合(ウィキマニア2018、ケープタウン)
詳細: 2017 戦略

ウィキメディア 2030 の冒頭部には次のような問いから始まります。私たちは今後の15年をかけて共に何を構築し、あるいはどこに到達しようと目指しているのでしょうか? 参加型のプロセスを経て私たちは戦略方向性を提議しました。2030年にはウィキメディアはフリーな知識の生態系に欠かせない社会基盤となり、私たちの理想に共感する誰もが参加できるようにします。この方向性とは、私たちに自分たち自身を振り返り、グローバルな運動としてどこを目指そうとしているのか、再考を迫るものでなければなりません。私たちの導かれる先とは運動の現状全般をじゅうぶんに把握することであり、対象は多様でしばしば有機的に発達してきたグローバルな集団として、ボランティアや技術者という個人あるいはコミュニティという集団の協働により、地域もテーマも、さらには小規模な利用者グループから運動最大の国別協会や支部とウィキメディア財団に至るまで、実に多様な運動の組織を綴り合わされたものとしてのウィキメディア運動です。

勧告

 
戦略の勧告をクラスター化する(ベルリン、2019年12月)。
詳細: 戦略の勧告

第2ステージでは、ウィキメディア 2030 運動戦略は運動のプログラム更新並びに構造変革の方法を検討し、究極には戦略の方向性に述べられた目標達成に向かっています。構造レベルで求められる変革が作業部会によって定義され、新しい道を探りながら状況に適合させ取りこぼしのないプロセスをたどるものとし、コアチームが先導します (日程表をご参照ください)。このプロセスの成果は勧告一式ならびに方針として、ウィキメディア運動の将来の変革を導くものです。

推移

詳細: 戦略の推移

現在、私たちは推移の段階にいます。勧告を公表から各点の実施へと推移させるについて、透明な方法で公開し協働するには、計画が必要です。この目的に向け、公募により設計グループ Design Group を置きました。設計グループは今後、推移計画の作成にあたり、コミュニティと協議し公開のプロセスで取り組みます。

実施

 
2030年までは、まだまだ時間があります!

次の段階では勧告による変更の実施へ進みます。試行およびプロトタイプの策定も含まれ、慎重に各段階をモニターし評価します。この方法により運動は反復作業を取り入れ、各段階にも、また必要に応じて勧告そのものにも改訂を重ねることができます。またここからの段階は順不同ですが、並行実施も可能です。複雑さや他の勧告との連携によって、課題ごとの所要時間に長短が出る場合があります。