助成金:よくある質問

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よくある質問

下記に助成金制度再始動(Grants Relaunch Strategy)について、これまでしばしば寄せられた質問と回答をあげます。その他の質問は、フィードバックをお寄せいただく選択肢をご参照ください。今後、集まったフィードバックを元にここに質問と回答を追加する場合があります。

地域委員会について

ウィキメディア・コミュニティ基金の一般支援基金では、申請書はどのように審査されるのですか?

詳しくは右記をご参照ください。委員会の審査課程と枠組みについて

これまでの助成金委員はどうなりますか?

ボランティアとして委員会の皆さんが参加型の尽力をされ旧来のプロジェクト助成金や随時助成金、簡易型年次助成金やカンファレンス・イベント助成金、年次助成金(※)にご支援いただいたことに感謝しています。それぞれご担当の旧委員にはぜひ地域員会委員へのご応募をご検討ください。(※訳注=Project Grants、Simple Annual Plan Grants、Conference & Event Grants、Annual Plan Grants)

助成事業の審査過程はどうなりますか? その過程で地域委員会が果たす役割は?

助成事業の審査の大まかな作業過程(workflow)は原則として次の段階を経るものと予想します。

(訳注:数字は段階を表す)

  • 第1:応募
  • 第2:適格性の審査
  • 第3:プログラム管理者(複数)による審査
  • 第4:地域委員会による熟慮
  • 第5:地域委員会が審査結果を発表
  • 第6:助成金の支給
助成金事業の決定と資源配分の決定権限は、それぞれの地域の地域委員会に属する予定です。

地域員の募集ですが、運動憲章並びに暫定グローバル評議会の草案との合理性は?

私たちの目的において述べたとおり、地域委員は暫定グローバル評議会(Interim Global Council)ならびに運動憲章の草案づくりに関して進行中の対話をサポートするよう構成してあります。私たちコミュニティ資源チーム(CR)はハブをめぐる進展にも密着し、必要に応じて委員会も変更していくことになります。

私は現在の本拠地ではない地域の活動に関心がありますが(例:アメリカ合衆国に居住、関心があるのはインドの発想とイニシアチブ)、向こうの地域委員会に入りたいんですけど?

委員会は、基本的に対象地域で活動する人で構成します。 しかしながら地域委員会の健全性はローカルとグローバルなウィキメディアンの混成によって保つ必要があります。ウイキメディアンの専門性、新しく生まれるチャンスにより代表制が左右されるはずです。

地域委員会は複数、置くそうですが、互いに連携する方法とは?

直近の目標は、地域委員会の確実な設立です。各委員会には審査と意思決定の段階で学んだことを共有してもらうつもりです。

日程について

助成プログラムに申請すると実施の時期は?

改訂後の助成プログラムはJuly 1, 2021年7月1日、財団の2021/22年次予算の執行に合わせて始動を計画しています。

現行の助成プログラムはいつから募集をやめるのですか?

Once the new programs launch on July 1, 2021年7月1日に新制度が発足すると、現在の助成金プログラムへの応募は受付を終えます。

申請が新制度に切り替わるの申請はいつからですか?

皆さんの新しい助成金申請が2021年7月1日(訳注:アメリカの会計新年度の初日)より後なら、新制度の要件を従ってください。
皆さんが今、助成金を受けていてまだ企画が終わっていない場合、受注期間の途中で新制度に移行する必要はありません。新規の申請をするとき、初めて新制度に従っていただきます。たとえば簡易助成金 APG を受けている皆さんのうち2021年12月31日が期末にあたる場合、その日以前に新制度に移ることはありません。
要点は、当コミュニティ資源チームは受給者の皆さん全員にリソースとガイダンスが行き渡るように積極的に対策して、(訳注:2021年初頭から)新しい助成制度への移行を支えていく所存です。プログラム管理者と移行期を主題に面談の機会を設け、皆さんのご質問やニーズを話し合うようにします。

2021年時点の助成事業

現行の助成制度はすべて置き換えるのですか?

そうです、2021年7月1日をもってAPG、SAPG、プロジェクト助成は新規申し込みの募集をやめます。迅速助成金は2021年7・8月期は暫定的に継続し、このプログラムに向けた申請の受付手順とシステムは終了させる見込みです。(※=Rapid Grants)

私は今、助成金を受けているのです。助成金制度が新しくなると、私にはどんな影響が?

2021年6月30日以前に取り交わされた助成契約は全て、その規約が尊重されます。新しい制度が発動した時点で、もし皆さんが助成対象事業を進めている最中なら、元の助成額と助成期間は契約満了まで中断されることなく存続します。

このプログラムのせいでカンファレンスとイベント助成に影響が出ませんか? こちらも変更するのですか?

この提案はコミュニティ資源チーム管轄の助成プログラムのみが影響範囲です。現在、カンファレンスとイベント助成には別途、戦略方向性に沿った再出発の手順を設けてあります。したがってそちらのプログラムもやはり変更があると見られます。イベントならびにコミュニティ資源チームはそれぞれのプログラム全体の方向性に沿うものとします。

新しい助成事業のプログラムに移るわけですが、受給者の支援策は具体的にしますか?

これまでコミュニティ資源チームはシステム変更に伴い、提携組織その他の受給者の皆さんに柔軟かつ過渡的な支援を行い、今後も続ける予定です。ここで言う支援とは、受給者の皆さんと直接、顔の見えるやりとりをする場としてこれまでも地域単位の事務局時間のほか個別の面談を設定して、そこでこれらの変更を一緒に精査し、ニーズと心配事を話し合ってきました。

提案中の助成プログラム

これまでの助成申請はいくつかやり方がわかっています(例えば随時助成)。新しい申請書類の書式はこれまでとどう変わるのですか?

申請の手順は確かに変更する予定であり、制度改革に合わせて申請書の全件審査と公平な審査過程を確実にします。また委員会の決断および受給者の学習を支えるには、質問に対して皆さんから集まった答えを活用する所存です。
もっと広い層から申請が集まるように、申請書の新しい提出方法を模索中で、構造化データや自動処理をさらに組み込んで活用できないか検討しています。目標は無用な手作業を減らし、情報の総量を調整することにあります。透明性の確保のため、今後とも申請書と報告書はメタに公開し、トークページを置きます。さらに新しい手順として、事務局時間と短編のハウツー動画を使って助成金申請者を支援していきます。

報告の手順は? どこがどう変わるのですか?

報告の手順は変える予定で、申請書式とほぼ同様に、過去の報告書式を全て見直しています。申請手続きもそうであるように、新しい手順について受給者の皆さんをサポートしていく所存です。
大きな変更点の一つは、助成金事業者は収支報告書を提出し領収書を保管する必要はありますが、領収書を残らずスキャナにかけてウィキメディア財団に送るという手順はなくなる予定です。

プログラム責任者の役割は変わり、担当地域の助成事業全てに目配りすることに注力す等そうです。するとテーマ別組織にはどんな影響がありますか、活動は地域に縛られませんけど。

運動戦略の方向性により、私たちは地域に注目するように導かれます。世界と私たちの運動の複雑さのすみずみまで目を配るため、地域委員会とテーマ別委員会を設立の予定です。また、地域内とグローバルなプログラム企画の幅、言語と文化の多様性を認識するものとします。実施の段階では委員会の構成が重要な話題になる見込みです。

助成金の全体予算は増えるのですか?

はい、新しい助成戦略に合わせ、総額を増やすように提言中です。助成金分配の公平さを固く守り、新興コミュニティへの投資を増やしていく所存です。私たちは充分に練った助成手続きに戦略の方向性を支えとして前に進み、リスク管理にも保守的な取り組み方を減らしていこうとしています。戦略方向性の実現と、助成事業のアプローチの足並みを揃える行動が必要になります。

報告書について

女性対象事業の報告書に添付したリソース類は、受給者の学習リソースの蓄積を築く目的でどう利用する計画ですか?

提出を受けたリソース類は相互学習プログラム「レッツコネクト」の一部に使います。可能な限りリソースを主題および種別ごとに整理し、他の人がそれぞれの求めに応じて手に取れるようにしていきます。当面はメタで取り組みを進めて、利用者に使いやすく運動全体に関連性のあるもの、知識管理システムなどその他のリソースを開発中です。また並行して学習を記録するテンプレートの制作も検討し、リソース保存空間に研修教材や発表資料、動画やガイドライン、さらに相互の学習教養に役立つさまざまな素材とともに加える予定です。

その他の質問

助成金事業の再起動について、翻訳は用意されていますか?

はい。一連のページならびに資料などの全文翻訳の準備を進めており、スペイン語版、フランス語版は2021年3月に揃う見込みです。またtranslators-l メーリングリストを介して、コミュニティに翻訳をお願いする予定です。