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Toolhubはウィキメディア運動で使うさまざまなソフトウェアのツールをカタログにまとめようというプロジェクトで、ウィキメディア・テクニカル・エンゲージメント・チームが担当しています。調査と計画は2018年1月に始まりました。最初のソフトウェアの構築作業は2020年8月に始まりました。Toolhubの最初の使用可能なバージョンは2021年に予定されています。

背景

ウィキメディアのコミュニティでは、多種多様な目的のためにツールを使っています。多くの編集を半自動化ですばやく処理したり、ウィキのコンテンツのデータ提示、さらに普及活動やコンテストで利用されています。ウィキのソフトウェアでは手が届かない機能の隙間を埋めるのがツールです。もし使えないと、作業はかなり難しくなってしまいます。これまで、コミュニティで使われるツールを網羅するカタログ作りにはさまざまな努力が払われており、ツールの特性や利用者の対象はばらばらでした。そこでクラウドサービス部門では2018年の年頭から3ヶ月を当て、その中から14件のツールカタログ方式(公開中で入手できた全件)を検討して23機能とデータ要素24種を比較してきました。合わせてツール開発者からの聞き取りを通じて、ツール作成とそれを広める方法を調べました。

この作業工程により、ウィキメディアのツールをまとめた便利でわかりやすいカタログとはどんなものか、たたき台となる案が見えてきました。ウィキメディアの場合はHay's Tool Directoryを下敷きにするわけで、この台帳は450件超のツールを対象に、保管先の各種ウィキやコードのリポジトリを定期的に検索してツール解説文書を集めてきたものです。ベルリンで開かれたウィキメディア・カンファレンスでも聞いたように、コミュニティの皆さんの意見により、Hay's Tool Directoryで採用したデータモデルを改良してツール解説を充実するつもりです。それにはメタデータのフィールドを追加し、ツールの注釈をコミュニティの皆さんに追加してもらう注釈システムを導入することも含まれます。それを足がかりにしてこのデータを追加・編集するAPIを新設して開発者に自由に使ってもらい、Toolhubのデータコーパスに新しい解釈を拡充したりリミックスしたりできるようにします。

詳細情報は下位ページにありますので、利用事例データモデルロードマップをご参照ください。

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更新

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