運動戦略と組織統治/ニュースレター/6

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運動戦略と組織統治ニュース
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ようこそ、運動戦略と組織統治ニュース第6号へ! このニュースレターでは、運動憲章、ユニバーサル行動規範、運動戦略を実施するための助成金、理事会選挙などに関する関連ニュースやイベントを配信しています。この配信の趣旨は、ウィキメディアンの皆さんが財団の運動戦略と組織統治チーム(以下MSG)が進めるさまざまなプロジェクトや活動に常につながる場となることです。(※:Movement Strategy and Governance team)

MSGニュースレターの配信は四半期ごとを予定しており、プロセスを仔細に見つめたいウィキメディアンの皆さん向けには、より頻繁に配信する「運動戦略ウィークリー」があります。ご意見・ご感想はニュースレターのトークページにご記入ください。またニュースレターの翻訳、皆さんのコミュニティでポータルやプラットフォームに当ニュースレターを共有するなどご協力をお願いします。ニュースレターの購読はこちらで登録してください。

閲覧とご参加ありがとうございます!

リーダーシップ開発:ワーキンググループが結成されます!

2月、コミュニティ開発(CD)チームは、公開で「リーダーシップ開発ワーキンググループに関する意見募集」を行い、42言語で共有されました。MSGチーム所属の16人の言語ファシリテーターは、それぞれ担当の言語と地域のコミュニティからフィードバックを集めるにつき、次の複数のチャンネルを利用しました。メタウィキ、テレグラム、個人面談、コミュニティ単位のご意見募集、ウィキ上のディスカッションボード、その他。(※:Community Development)

フィードバックの募集はコミュニティの参加者がリーダーシップ開発やその作業部会について意見を述べる重要な手順であり、「リーダー」の意味、ワーキンググループの構成、コミュニティからの継続的なフィードバックの必要性などについて、意見交換ができました。メタウィキのご意見の要約をご参照ください。

この件ではまた、2022年4月10日にリーダーシップ開発ワーキンググループへの応募を締め切りました。本稿の段階では委員定員は最大12名、ボランティアや提携団体スタッフを含むコミュニティ参加者から選考し、任期は2022年5月から1年間の予定です。当グループの構成の詳細は、Meta-wikiページでご確認ください。その他の質問や懸念がある場合は、コミュニティ開発チームの右のアドレスまで、メールにてご連絡をお願いします。comdevteam(_AT_)wikimedia.org

ユニバーサル行動規範施行をめぐる批准は、投票結果が出ました!

2022年1月24日、運動戦略と組織統治(MSG)チームのファシリテーション担当グループは、「ユニバーサル行動規範」(UCoC)施行ガイドライン最新版の翻訳と公開を補佐し、十数言語版を対象にしました。原文は、ボランティアと職員混成の起草委員会が2021年を通して草案を作ったものです。

その後、担当チームはグローバル投票開始までコミュニティとの対話を重ね、参加者に文書の査読とコメントを促しました。グローバルな意思批准の過程はセキュアポル(SecurePoll)を用いて、3月7日から21日まで行われました。有権者は128以上の個別プロジェクトをホームとする2,300人超を数え、意見とコメントを提出しました。現在、投票結果は、こちらに公開してあります。UCoCプロジェクトの詳細は、こちらをご参照ください

ハブについての運動対話

2022年3月12日(土)、地域別とテーマ別のハブに関するグローバル対話イベントが開催されました。このイベントは公開で、事前参加登録制としました。結果として、ハブの対話に興味がある人なら誰でも参加でき、地域別またはテーマ別ハブの作業を実際に始めたり継続する意図は問われませんでした。結局、ウィキメディアンの参加者は合計84名で、それぞれ運動全体のあちこちの出身で、多様な経歴と経験を持つ人々でした。イベントの目標は以下の通りです。

  • 一連のインタビュー形式の定性調査ハブ・ダイアログから得られた知見を共有する。
  • 調査の主要な結果を参加者とともに検証する。
  • 特定された共有ニーズは、ハブ構造に頼らないと充足できないかどうか明確にする。
  • ハブの定義の台案を作成するために、より多くのインプットを収集する。

これまでハブには明確で詳細な定義がありませんでした。今回の対話では目的の一つとして、ハブの対話から共通の一般的なニーズをしぼりこんで分析し、それに基づいた定義の提案により、何がハブの本質に関連するのか理解しようとしました。

この段階とは、あくまでも試行と実験によりハブは提携団体と比べると何が特別で適格か探る準備段階であり、運動全体で本当に整った正式な合意を得るには時間がかかると見込まれます。現状のニーズとは、実行可能な試験の最低基準を明示すること、形成するハブが満たすべき基準を理解すること、試験的な集まりを設けて地域別やテーマ別の調整を目指した実際の作業を行ってみることです。対話は今後も続き、運動全体に存在する統治の問題に取り組みます。憲章のための対話とうまく接続し、連携させる必要があります。

要約を メタウィキでご覧ください。

運動戦略実施の助成枠はまだ残っています!

今年に入って「6件」、総額約8万ドルの提案が承認されています。また現在。応募案件のうち企画書が固まった7件は審査の決定待ちの状態であり、さらにその2倍の応募はアイデア段階から、MSGファシリテーターのサポートを受け企画書作りに向かっています。もうプロジェクトの実施段階にある皆さんには、心からお祝いを申し上げます。これまでに承認されたプロジェクトの総覧はこちらです。

運動戦略のための助成金は昨年(2021年)10月に再開しました。MSGのファシリテーターは、様々な個人や提携団体、利用者グループと関わり、運動戦略に関する知識を深め、アイデアからプロジェクトや企画書を作るため支援してきました。この活動を通じ、多くの人々が直面する挑戦に関して学ぶことがたくさんあり、支援を得たいのは提案書の作成と資金申請ばかりか、運動戦略の議論に満足に参加するにも困っていることがわかりました。

運動戦略プロジェクトのアイデアはありませんか? ご自身のアイデアが運動戦略(MS)にどのように当てはまるのか、またMS助成金で資金調達が可能かどうか、わからないことはありませんか? ぜひ、ファシリテーターにお気軽にサポートをご依頼ください。また strategy2030(_AT_)wikimedia.org では、運動戦略実施の助成金に関するご質問や、支援を受けたいアイデアについて、皆さんのご連絡を受け付けています。

運動憲章の起草委員会の準備が整いました!

2021年10月、約1000名のウィキメディアンが選挙と選考に参加し、運動憲章起草委員会(略号MCDC)が結成されました。委員15名で構成され、ウィキメディア運動の将来の組織統治を定義する文書作成を目的としています。数ヵ月の熟慮の末、当委員会はその作業に不可欠な価値観と方法について合意しており、運動憲章の草稿の概論作りを進めています。(※=Movement Charter Drafting Committee)

MCDC は、最初の5ヵ月にわたり作業体制の確立に多大な時間を費やしました。例えば、当委員会は方針委員会内の決定の手法を定義して文書化し、意思疎通(コミュニケーション)計画をまとめ、起草プロセスの日程表を更新しました。さらに健康上の理由から委員1名の交代を受理、理事会と協力する方法について合意し、ウィキの委員会情報ページを一新しました。

現在、起草委員会では運動憲章の骨子案(第1版)を審議しています。骨子案の内容は草案の公表を待つとして、委員会の動静の情報を受けるには、MCDC アップデートをフォローしてください。(毎月10日定期発行)。

運動戦略ウィークリー - ご寄稿・購読をお願いします!

運動戦略のページが多くてどれがどれにつながるのか不明だ、あるいは何が起きていてどこで参加するのかわからないという皆さん、創刊したばかりの「運動戦略ウィークリー」を購読しましょう! このまとめページはメタウィキに置いたポータルで、現在進行中のプロジェクトや今後のイベント計画、参加できる機会など最新情報をお届けします。

このポータルは、メタウィキにある運動戦略のさまざまなページ(例えばハブページ)とつながっており、ここを介して自動的に更新されると、あちこちで翻訳や内容の重複を回避しています。また、皆さんが取り組んでいるプロジェクトがあれば、ぜひ投稿してください。運動戦略と組織統治チームでは、どなたからでも情報更新をお待ちしています。更新の購読も、メタページをウォッチリストに入れるのもお忘れなく!

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「ディフ」(Diff)に掲載された記事の中から、運動戦略、運動の組織統治その他、興味をひきそうな関連トピックを紹介します。