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ウィキメディアは合意形成によってのみ機能します。これは、全員が平等な権限(ただしブロック、削除、保護など、管理者にのみ与えられる権限を除く)を持っていて、どんな変更でも誰でも取り消せるからです。合意は紳士的な対話と交渉を通じて形成されます。

合意とはなにかについて、メーリングリストで下記のような表現がされたことがあります。

むしろWPの標準的な運営のあり方が、その意味〔「合意」の意味〕をよく体現しています。だいたい同意している人たちも、同意していないけれど「不同意に同意」していて不満を持っていない人たちも、同意していないれど所与の問題を重く見ていない人たちも、〔個人的には〕強く反対だけれどコミュニティの観点があるという点では譲歩している人たちも、声が大きく譲歩しない人たちも、「法の埒外」で動いている人たちも、混在しているという状況です。全会一致でないにしろ合意が取れているかどうかは、その合意を前提とする何かを実行しようとしたときに判明します。

その問題に関する異なった視点を的確且つ適切に表明するためにともに活動する善意に取る努力を行う道理を弁えた編集者の中で作用することしかできないことを忘れないでください。

道理を弁えた(もしくは理性的な)立場というものを厳密に定義することは困難です。ほとんど全ての編集者が、自分の立場は理性的であると信じています。良き編集者は、自らの立場と反対の立場も理性的であると認めます。しかし、ウィキメディアの合意の実践は、風変わりな立場にしがみつく一方でその他の視点を誠実に検討しようとしないことを正当化しません。誠実さに関して言えば、偏った編集をしている人が自分は中立的な観点に従って編集しているといくら言い張ろうとしても、活動の本質をごまかすことはできません。

合意はNPOV(または他の公式政策)に勝るべきではありません。しかし、ある編集者集団はしつこさや数、組織を通じて一定の事実と観点を締め出し得る可能性があります。この編集者集団はNPOVを侵害するある編集の半に合意すべきではありませんが、時折何をしてでもそうすることになります。この点は概して悪いこととされています。

関連項目