Training modules/dashboard/slides/12310-maintaining-a-safe-space/ja
安心で安全な空間を保つ
公開のイベント主催者として考慮するべき重要な点として、もうひとつ、イベント開催中に安心で安全な場を保つことです。ほかの団体と共催する場合は、先方にも安心で安全な場を保つ戦略があると思われ、特に公開のイベントを定期的に開いているならなおさらです。他団体との共催の場合は、その先方の戦略を味方につける方法をきちんと理解しているかどうか確認してください。
場合によって、とうろくさんかしゃもしくは一般人がイベントを中断させたり、あるいは一対一の関係で不適切な言動を示すかもしれません。そのような事態に自分が対応するのだという自覚をもっておくと、ウィキメディアのコミュニティの一人としてどの参加者にも歓迎されていると感じてもらい、結果として不適切な言動が予防されるかもしれません。
最低条件としては、次の各点を重視します。
- イベント中には個人同士のやり取りに注意を向けます。必要なときは介入する心構えを保つことと、会場の職員から援助を受けることを意識します。
- ウィキメディアのコミュニティでは、多くの参加者が実社会もしくはデジタル空間でのプライバシーを保ちたいと願っています。その点を忘れないように、一例として写真に写りたくないというリクエストや実名を使わないでほしいという希望が出た時は、充分に配慮して希望に沿った対応を取ります(一例としてカメラで撮影する人たちに会場で被写体になるのを拒否する人に充分に気をつけるよう伝えるなど。)
- もし参加者数が相当に増えそうだと予測する場合は、イベント主催者の中からひとりを選び、安心で安全な空間の保持に関する管理責任者に任命します。