Grants:Programs/Wikimedia Community Fund/複数年助成金
複数年助成金※とは複数年分を申請する一般支援基金で、対象は個人、グループもしくは提携団体、また一定期間の持続的な助成金があるとゴールを達成できる場合とします。(※=Multi-year funding)
2022-23会計年度および2023-24会計年度には、複数年の選択肢をいくつか導入しました。さまざまな選択肢としてプロセスの効率性やこれら選択肢を採用するかどうか、地域基金委員会(RFC)の考慮事項、地域予算の現状と実態に加えて、助成金戦略における資金提供の公平性の原則という観点からこれらを評価した結果、引き続き2024-25年度も期間3年の複数年単位の助成金※を選ぶことができ、対象は助成金受給者のコミュニティにいて次のことを希望する申請者とします。("※":multi-year base funding)
- 3年連続で安定した資金計画を維持した実績があること。
- 1年目と比較して、2年目と3年目はプログラムと指標に導入する変更はわずかに止め、複数年助成金の期間中、伸展は3回の会計年度ごとに地域成長率の定義を超えないよう計画します。伸展の決定はすべて、引き続き地域基金委員会(RFC)の検討の対象となります。
- インフレ補填を含める申請をご希望の場合。RFC(地域基金委員会)では IMF インフレ率 と地域予算枠に基づき、それぞれの発展履歴も考慮して複数年単位の助成金※に対するインフレ補填を助成金受給者ごとに決定します。("※":multi-year base funding)
- またRFCは助成決定において、助成金受給者の支出不足に関する経年データも検討します。
以下のいずれかに該当する場合:
- 複数年助成金だが期間を2年限定としたい場合は、更新手続きに従うか、もしくは2年目の予算総額を上乗せするなら新規の申請を提出してください。
- 2年目もしくは3年目に申請する予算増額が所在する地域の成長率を上回る場合は、当該年分の受給申請を地域基金委員会(RFC)にそのつど提出願います。
- 更新申請の手順は、更新プロセスのページを参照してください。
申請要件
- 複数年単位の助成金※(期間3年)を申請する必須条件とは、一般支援基金の年次計画を少なくとも2年の実施した実績と、良好な状態にあること、提携団体の報告コンプライアンスに準じており、影響報告書を少なくとも1件すでに準備済みで、複数年を基本とする助成金受給事業の評価に提供できることです。("※":multi-year base funding)
- 複数年助成金の給付を受ける必須条件とは、受給者が複数年にわたりウィキメディア関連で波及効果のある作業をしてきた実績を証明する記録があり、堅実な実施計画を描くこと、戦略的な強み、さらに、ゆるぎのない透明なシステムで報告および評価をしてきたと実証することです。
- 助成金受給者は財務および組織統治慣行(ガバナンス)の透明性も示す必要があり、これには公開してある詳細な財務報告および/または監査結果、組織の公式サイト最新版および/または Meta-Wiki に設けたページがありガバナンスの構造と慣行の詳細を公開文書化してあること(会議や意思決定ワークフローなど)、さらに活動計画に対してコミュニティの支援を受けているという実証が対象です(例えば総会の議事録および出席者名簿とコミュニティが記録した議論や決定事項のメモを含む)。これら文書は現地の言語で提出していただき、翻訳は不要ですが、申請書の本文内にリンクを描いてください (助成金受給者ポータルに左記の文書類やリンクを別途アップロードする必要はありません)。
ご注意:地域基金委員会は複数年助成金申請を却下する決定権に関して、戦略の脆弱さ、報告の弱点、組織の安定性に欠けること、または予算上の制約に準じてこれを保持します。
申請手順と日程表
複数年助成金の申し込み受付はいつからですか?
複数年助成金制度は一般支援基金の日程ならびに申請手順に準じます。詳細は一般支援基金 - 日程表をご参照ください。
複数年助成金の申請をするなら、どんな手順ですか?
申請手順は一般支援基金と同等です。詳細は一般支援基金 - 申請の手順をご参照ください。
受給申請と年次計画
複数年助成金の場合の申請用紙を見たいんですが?
申請の書式は一般支援基金※用と同じです。その書式を使い、複数年助成金の受給を申請したいと示してください。(※General Support Fund)
複数年助成金の受給者でも、受給期間は毎年、申請し直すのですか?
いいえ、複数年単位の助成金※の受給者は、受給期間中の案件について申請書を新しく出し直す必要はありません。2年目と3年目の申請書は、複数年助成金の受給者に提出の義務はありません。("※":multi-year base funding)
複数年助成金で2022-23会計年度と2023-24会計年度に支給が始まった場合の手続きとは
過年度に受給が始まった複数年助成金でも、基盤助成ではない場合には、Fluxx に提出していただいた一般支援基金申請書の承認済みの書式に短い記載があるとおり、毎年、その欄だけは記入をお願いします。この欄は、その年の年次計画の中心は何だと把握しておられるか、皆さんの考え方を更新するためにあり、指標や予算の変更点などを含めて反映願います。
年次計画にも予算書にも決まった形式はありませんし、申請書式を通じて(訳注:書式に示したリンクから)アップロードする手順です。この文書作成には、皆さんの組織の目的に合わせて組織内ですでに使用してきた形式を使用して提出してください。
報告書の提出
複数年助成金を受けていますが、報告書に書くべき要点は何ですか?
複数年助成金の受給者の皆さんは、受給期間の年度末ごとに当年の学習報告書を出してください。その報告書の対象は1年間の活動ですが、最終年度のみ、受給期間全期すなわち複数年通算の財務報告書を出してください。学習報告書ですが、当年の提出期限は Fluxx ポータルにてご確認ください。
年次報告書の提出のたびに、受給対象事業ごとに担当の地域プログラム責任者との打ち合わせが開かれ、担当が対話の内容を報告書式に書きとめます。この対話報告書は、助成金受給者の皆さんが受給対象プロジェクトや報告書で学びを得て、それぞれの担当プログラム責任者と実のあるやり取りを確かに交わすようにすることを目指すものです。
助成金支給プログラムごとに、特定の報告要件をMeta でご確認ください。複数年受給事業の場合には、特設の欄が設けてありますのでご留意ください。
当方の組織が報告書の提出期限を守れなかった場合、どうなりますか? 〆切の延長は可能ですか?
報告書の〆切延長は、必ず事前にご連絡ください。何か気がかりな点は地域プログラム管理者にご相談いただき、必要に応じて〆切の調整をお手伝いします。時期の助成金の送金をめぐるご注意点として、年間学習報告書と対話の記録、年次計画に関する更新事項を提出し審査を受けて承認されるまで、着金はお待ちいただくことになります。
予算追加の申請
助成金の予算追加を申請する手順は?(インフレ対策として予算の補填を受ける場合を含む)
複数年単位の助成金※は、1年目と比較した2年目と3年目の予算は同等にしてください。予算額修正の手順は修正プロセスを経る決まりです。地域基金委員会はインフレ補填をするかどうか決めるにあたり、IMFインフレ率と地域ごとの予算規模に照らして複数年基準の助成金受給事業を個別に審査して、また助成金受給者ごとに発展歴も考慮します。ここで言う補填とは、2年目と3年目の予算に自動的に加算されます。( "※":multi-year base funding)