抽象的なウィキペディア/更新情報/2020年11月05日
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ウィキメディアの新プロジェクトとして関数ウィキの命名について投票の第2ラウンドが始まりました! ウィキメディアのプロジェクトを命名するチャンスはどれくらい経験しましたか? 前回の2012年以来、久しぶりのチャンスです。
- 本日は命名コンテストの第2ラウンドについてお話ししたいと思います。この更新情報に関心がない場合は読み飛ばしてください。
第1ラウンドでは中枢の関数ウィキの名前案が170件以上集まりました。500票以上の投票の結果、上位6案に絞りこみました。これらの提案に関する法務と広報上の留意事項をまとめてあります。
上位6案をABC順に紹介します。
- Wikicode
- Wikicodex
- Wikifunctions
- Wikifusion
- Wikilambda
- Wikimedia Functions
選出にはAmir Sarabdaniさんがボランティア時間に書いたガジェットを取り入れ、私たちの使い方に合うようにジェームズとニックが調整したものを応用しました。
- このガジェットはウィキメディアのソフトウェア用の新しいロゴの選出用に書かれ、使用されました。
- ところでそちらの投票は数日前に実施、第1位を発表したばかりです。最終候補は – 法務上の最終チェック前ですが – このページに掲示してあります。
- このプロセスを走り切ったAmirさん、おめでとうございます。メディアウィキのコミュニティの皆さん、新しく美しいロゴ案が決まっておめでとうございます。
残念ながら、モバイル版のWebサイトではガジェット群を利用できません。モバイル機器をご使用の場合は、直接、集票ページを開いて手入力で投票をお願いします。
第2ラウンドでは、6件の候補に順位をつけてください。
集計は優先順位付の投票制を応用し、第1位を決めます。票の集計方法は次のとおりです。
- 最初に、有効票を計数します。これを分母とします。
- 次に、それぞれの名前案ごとに集計し、それぞれの投票者が第1位に選んだ件数を計数します。これを分子とします。
- この時点で過半数を占める名前案が出た場合は、その時点で第1位が決定します。
- 可能性がより高いのは、この段階で過半数の票を得た名前案がひとつもない可能性で、その場合は最小の得票の案を計数します。この名前案を落選とします(同数の場合はすべて落選。) 次に落選案に集まった票を集め、候補第2位に振り分け、計数しなおします。
- このプロセスを繰り返し、最終的に過半数の票を集めた名前案1件に絞りこみます。この候補を第2ラウンドの第1位とします。
- 投票第2ラウンドで第1位になった名前案は、さらに詳細(なおかつリソースを投じる)選出プロセスにかけます。その候補になんら問題がない場合、それを新規プロジェクトの正式名称に採用します。
- もしその候補が失格となる点が発見された場合は落選とし、投じられた票を第2位の候補に回して順位を付け直します。
- すると新規に第1位が決まり、それを審査にかけます。この過程を繰り返して法的条件に合格する候補を絞りこみます。
投票は11月2日月曜日に受付を開始、投票期間の2週間を経て〆切は11月16日月曜日とします。
有権者の資格は次のとおり、投票第1ラウンドと同じ条件とします。
- 有権者はアカウントを登録し、ブロックされたプロジェクトは1件以下とします。
- ボットは投票権がありません。
- 投票するには9月1日時点で、ウィキメディアの公開のプロジェクト群のどれかで 25 回以上の編集実績が条件です。
- ウィキメディア財団理事会および評議員会の現職および元理事ならびに委員には投票権が認められます。
このプロセスを経て、12月8日には最終結果が出るよう見込んでおり、プロジェクトの名前の発表を行い – その後、名前にふさわしいロゴ選出のコンテストを開始する予定です。
以上、有権者の皆さんは是非投票をお願いします!! 6案に優先順位をつけ、新しいウィキメディアプロジェクトの命名にご協力ください。皆さんのコミュニティでも呼びかけをお願いします!