グローバル管理者

This page is a translated version of the page Global sysops and the translation is 100% complete.

下記のページは、クロスウィキの方針を日本語に翻訳したものです。 英語原本とその翻訳の間に意味や解釈に違いが生じた場合は、英語版が優先されることにご注意ください。
このページはコミュニティによって精緻化され承認されています。この内容に従うことは全利用者にとっての義務です。コミュニティの承認なしに変更してはなりません。

法的ならびにセキュリティの理由により、ウィキメディア財団はこの役務に多要素認証を義務化しました。

Shortcut：
GS

このページでは、グローバル管理者の利用者グループに割り当てられた利用者権限の行使に関する規準やガイドラインについて要約します。あなたのプロジェクトで管理者またはスチュワードによる手助けが必要な場合、依頼と提案、Global sysops/RequestsおよびSteward requests/Miscellaneousをご覧ください。

グローバル管理者は、定期的な保守作業や荒らしへの対処のために、多くの小規模ウィキにて管理者権限とインターフェース管理者権限を行使できる、多くのウィキ間で活動実績を持った信頼の厚い利用者です。グローバル管理者は、すべてのウィキ上で管理者権限を行使できるわけではなく、内容やローカルコミュニティに関する特別な編集規制を行う権限を有しません。

範囲

標準では、下記の基準のどちらか、もしくは両方の基準にあてはまるウィキにおいて、このグローバル管理者グループでの権限行使が可能となります。

管理者が 10 名未満、または
過去 2 か月間において記録に残る操作を行った管理者が 3 名未満の場合。

各プロジェクトはローカルでの合意により、グローバル管理者の権限行使可能対象へと加入することも、離脱することもできます。この場合、任意のスチュワードへコミュニティの決定を知らせてください。ウィキ集合機能は、グローバル管理者の権限行使を不可能とするためのウィキをリストとして指定しています (手動編集のリスト)。

ほとんどのグローバル管理者はグローバル巻き戻し権限も有しています。グローバル巻き戻し権限はグローバル管理者権限とは違って、全ウィキを対象とした本当の「グローバル」です。

任命

グローバル管理者への立候補（任命の依頼）はSteward requests/Global permissionsにて行われます。候補者がグローバル管理者就任のための少なくとも2週間にわたる討議の後、合意が得られた場合はスチュワードにより権限が付与されます。議論は投票ではなく、コメントは賛成もしくは反対の根拠を明確に述べるものでなければなりません。

権限除去

グローバル管理者権限を保有し続けるためには、活動実態があることに加え、それらがウィキメディアコミュニティより継続的な支持を得ていることの両方が必要とされます。

不活発:

ローカルで権限を保有しているウィキを除き、6 か月間にわたって権限が行使されていない場合、グローバル管理者は自動的に権限を失います。

信任投票:

グローバル管理者によって不適切な権限行使が行われたと判断した場合、またはコメント依頼において、少数でも意義のあるコメントによって不信任の表明が行われた場合、任意スチュワードはグローバル管理者の権限を除去することができます。このような事態が発生し、当該グローバル管理者が復帰を望む場合、信任投票が行われ、そこでコミュニティの合意（信任）を保持し続けなければなりません。

権限

以下はグローバル管理者に与えられた権限とその説明のリストです。権限は通常の管理者とほぼ同等ですが、これらはグローバル管理者の活動対象から離脱したウィキを除く、すべてのウィキメディア財団プロジェクトに適用されます。ただし、グローバル管理者は適切な権限を有していない限り、一切のローカルにおける利用者権限を変更することはできません。

**「グローバル管理者」グローバルグループに付与されている現在の権限**
	権限	説明	備考
1	autoconfirmed	IPベースの速度制限を受けない	通常、自動承認された利用者かすべてのユーザーの権限に付属
2	editsemiprotected	「Allow only autoconfirmed users」の保護が設定されたページを編集
3	flow-edit-post	構造化された議論の他の利用者の投稿を編集
4	flow-hide	構造化された議論の話題や投稿を非表示にする
5	ipinfo	版や記録項目に添えられたIPアドレスの情報を取得
6	move	ページを移動
7	movestable	公開されたページを移動
8	reupload	既存のファイルに上書き
9	reupload-own	自身がアップロードした既存のファイルに上書き
10	skipcaptcha	CAPTCHAが必要な場面でCAPTCHAをスキップして操作を実行
11	spamblacklistlog	スパムブロックリスト記録を閲覧
12	upload	ファイルをアップロード
13	abusefilter-log-detail	不正利用記録の詳細項目を閲覧	ローカルに方針がある場合はそちらに従い、ない場合は管理者グループに付属
14	abusefilter-modify	不正利用フィルターを作成/変更
15	abusefilter-modify-blocked-external-domains	リンクをブロックする外部ドメインの作成または変更
16	autopatrol	自身の編集を自動で巡回済みにする
17	autoreviewrestore	巻き戻し時に自動査読
18	editautopatrolprotected	「Allow only autopatrollers」の保護が設定されたページを編集
19	ipblock-exempt	IPブロック、自動ブロック、広域ブロックを回避
20	move-categorypages	カテゴリのページを移動
21	move-rootuserpages	利用者ページ本体を移動
22	move-subpages	下位ページを含めてページを移動
23	movefile	ファイルを移動
24	oathauth-enable	二段階認証を有効化
25	patrol	他の利用者の編集を巡回済みにする
26	review	版に「確認済み」の印を付ける
27	rollback	特定ページを最後に編集した利用者の編集を即時巻き戻し
28	templateeditor	保護されたテンプレートを編集
29	unreviewedpages	未査読ページの一覧を閲覧
30	apihighlimits	API要求でより高い制限値を使用	通常、管理者の権限に付属
31	block	他の利用者による編集をブロックまたはブロック解除
32	blockemail	利用者によるメール送信をブロックまたはブロック解除
33	browsearchive	削除されたページを検索
34	centralauth-createlocal	グローバルアカウントに紐付けられたローカルアカウントを強制的に作成
35	delete	ページを削除
36	deletedhistory	削除された履歴項目 (関連する本文を除く) を閲覧
37	deletedtext	削除された本文と削除された版間の差分を閲覧
38	deletelogentry	特定の記録項目を削除/復元
39	deleterevision	ページの特定の版を削除/復元
40	editcontentmodel	ページのコンテンツモデルを編集
41	editinterface	ユーザーインターフェースを編集
42	editprotected	「Allow only administrators」の保護が設定されたページを編集
43	editsitejson	サイト全体のJSONを編集
44	edituserjson	他の利用者のJSONファイルを編集
45	flow-delete	構造化された議論の話題や投稿を削除
46	import	他のウィキからページを取り込み
47	ipinfo-view-full	版や記録項目に添えられたIP情報のすべてを閲覧
48	markbotedits	巻き戻しをボットの編集として扱う
49	mergehistory	ページの履歴を統合
50	noratelimit	速度制限を受けない
51	nuke	ページを一括削除
52	override-antispoof	なりすましチェックを無視
53	protect	保護設定を変更し、カスケード保護されたページを編集
54	reupload-shared	共有メディアリポジトリ上のファイルにローカルで上書き
55	sfsblock-bypass	StopForumSpam拡張機能によって設定されたIP制限を回避
56	stablesettings	公開版の選択方法・表示方法を構成
57	suppressredirect	転送ページを作成せずにページを移動
58	tboverride	許可されていないページ名/利用者名一覧による制限を受けない
59	titleblacklistlog	許可されていないページ名の一覧記録を閲覧
60	undelete	ページを復元
61	unwatchedpages	ウォッチされていないページ一覧を閲覧
62	editsitecss	サイト全体のCSSを編集	通常、インターフェース管理者の権限に付属
63	editsitejs	サイト全体のJavaScriptを編集
64	editusercss	他の利用者のCSSファイルを編集
65	edituserjs	他の利用者のJavaScriptファイルを編集

コミュニケーション

グローバル管理者は、その権限を行使するすべてのウィキにおいて利用者ページを作成しなければならず、そこで連絡先情報または主に活動を行っているウィキの利用者ページへのリンクを提供しなければなりません（作成ボットが現在利用できます）。一般的にはメタ上のグローバル利用者ページによってこの要求を満たすことができ、これらの利用者は利用者言語の宣言（「バベル」）を含めることが求められます。

グローバル管理者の急な応援が必要な場合は、IRCの#wikimedia-gs^接続において、!gsと入力することにより、グローバル管理者の注意を喚起できます

グローバル管理者との対話にて論争を解決できない場合、Talk:Global sysopsへ苦情を記載するか、任意のスチュワードへ連絡してください。

グローバル管理者は非公開メーリングリストで互いに連絡できます。