ポーランドの司書の声「まだ続けたい!」
カンファレンスはウィキメディア・ポーランド協会が主催、2023年5月13日にルブリン(ポーランド)のKEN 地域教育図書館※を会場に、"学校のハートビートは図書館で響く"(In the school library beats the heart of the school)と題して実施しました。("※"=KEN Regional Pedagogical Library)
開会の辞と招待講演者の紹介は Wioleta Matusiak が述べました。次にウィキテカ・プロジェクト調整役から(上位事業である全国規模のウィキシュコラ・プロジェクト※の配下にある)「ウィキテカ」すなわち全国学校図書館司書の能力開発重点プログラムの趣旨を説明しました。("※"=Wikiszkoła。)
次の議題は、Klara Sielicka-Baryłka が登壇して「学校図書館の状況に関する研究報告書」と専門家の推奨事項に基づく作業を発表しました。(ポーランド語版資料"Undercut Wings..." ご参照、英語訳は準備中)。続いてポーランドのさまざまな地域の学校司書から、若い学生たちとウィキペディアに取り組む活動について各自の事例研究を共有しました。 最後のハイライトは次年度のウィキテカ事業ならびに将来の展望の発表でした。
ウィキテカの年度終わりの重要な部分として、5月13日には小村プリシュチンにある学校図書館の「見学」で、「翼を貸す」と呼ばれる図書館の一つです。このユニークな図書館の創設者との懇談も行い、「2022年優秀教師」賞を受けたイウォナ・ピエトザーク・プラフタ氏ご本人から、図書館の概要とその設立拠点について学びました。最後に、Wioletta Matusiak の参加を得て発想力評価ワークショップを開きました。作業中に学校図書館員から、プロジェクトとウィキペディア・コミュニティとの関係を終わらせたくないという声を聞きました。現地やオンラインでイベントに参加したいし、若者とさらに活動を行いたい、ウィキペディアの世界をもっと深く掘り下げていきたいなどの声です。