抽象的なウィキペディア/更新情報/2021年04月02日

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フェーズγが完了しました。

ウィキファンクションズサイトに向け開発作業を開始した時、ウィキファンクションズの立上げに至るまでの作業を11のフェーズ(ギリシャ文字に因んだ名前となっています)に分割しました。

  • 今週、私たちは第3フェーズフェーズγ(ガンマ)を完了しました。
  • フェーズαが完了することで、ウィキ上でシステム提供の型のインスタンスの作成が可能となりました。
  • フェーズβでは、ウィキ上で型を作成し、これらの型のインスタンスを作成することが可能となりました。

フェーズγの目標は、プレ・ジェネリック関数モデルのすべての主要な型(関数、実装、テスター、関数呼出し、エラーなど)を提供することでした。 これらの型のいくつかには、それらに付随したかなりの“magic”が付いています。 たとえば、次のスクリーンショットは関数呼び出しを示しています。 関数呼出しコンポーネントは、最初にウィキ上で定義された関数の1つを選択することを求め、次に選択された関数定義を(関数の引数定義を取得するために)読込み、最後にUXを作成して引数値を入力できるようにします。

WikiLambdaでのフェーズγ後の関数呼出し

たとえば、スクリーンショットは、関数“if”への関数呼出しを示しています。sそれは条件(ここでは文字通りの“true”)を取得し、trueの時に返す値(この場合、文字列“This result”)またはfalseの時に返す値(この場合、文字列“Not this one”)のいずれかを返します。 。 条件に真を与えると、この関数呼び出しは“This result”と評価します。

フェーズγが実際に完了したことを示すために、スクリーンショットを元に関数呼び出しを作成し、notwikilambdaサイト上でZ10006として保存しています。 ボランティアでnotwkilambdaを立ち上げ、維持してくれるLucas Werkmeisterに相も変わらぬ感謝とエールを送ります!

私たちはまだ関数呼出しを評価することはできず、書くことができるだけです。 次の3つのフェーズでは、さまざまな形で評価を可能にすることに取組みます。 また、UXは設計作業を必要としていることも認識しています。 初期フェーズにあるため、今はUXを意図的に非常にベーシックなものにしています。 これについて数週間のうちにメジャーアップデートを行います。

主な新機能に加えて、コードベース全体に渡り多くの改善がありました。 コードを評価するリクエストに対応するバックエンドコンポーネントにおいて進歩がありました。 特にZObjectsのデータアクセスオブジェクトに至るコードのリファクタリングを行いWikiLambda拡張機能を改善しました。 フロントエンドは現在、新機能をより簡単にサポートするためのリファクタリングを行っているところです。 現状、無反応のまま失敗するのではなく、UXでエラーメッセージを表示します。 実装の作成に使用するコードの入力を可能にするコンポーネントがあります。 新しいオブジェクトを作成して新しいZIDを割当てる際のエクスペリエンスとスケーラビリティがかなり改善しました。

コードの変更自体以外にも、 ロゴコンセプトの投票があり、これらの側面に関する事前審査の準備をするためにセキュリティチームとパフォーマンスチームの人々が数週間、私たちと行動をともにしました。 また、Outreachyのインターンは作業を終え、レポートを提出しました。 実際、このフェーズでは前の2つのフェーズを合わせたより多い64タスクを終えました。

最後に、いくつかのバグもあり、Phabricatorのタスクボードで既知のものを追跡しています。 今なお、積極的に関数呼出しコンポーネントの作業を行っています。 新しいバグに遭遇した場合は、それらを上げてください。 知らせていただくか、To Triageのコラムに新しいバグレポートを作成していただければ、レビューすることができます。

現在フェーズδ(デルタ)に移行しています。 このフェーズの目的は、ビルトインの実装で実行できる関数呼出しを評価できるようにすることです。 組込みの実装はフェーズ開始の少し前にすでにものになっており、このフェーズの主要な目標の1つは、WikiLambdaの拡張機能を持つMediaWikiサイトをミドルウェア関数オーケストレータサービスに接続することです。 これにより、環境設定やテストの実行がより複雑になりますが、もちろん、ウィキファンクションがどのようにオペレートされるかという現実に近いものになります。 このフェーズの終わりに、ifのデモ関数呼出しなど、組込み実装の1つを呼び出すことができるようになります。

これは当初計画への小さな変更です。 ネイティブ関数呼出しを前倒ししていましたが、1つのフェーズ早過ぎたことに気づきました。4番目のフェーズではなく5番目のフェーズにすべきです。 フェーズδをビルトインの実装に充て、関数エクゼキュータをオーケストレータと接続時にフェーズεでのネイティブ関数の呼出しを可能にします。 これに続いて関数合成が可能となるフェーズζとなります。 これらの3つの次期フェーズ(δεζ)は、関数の実装を表現する3つの異なる方法を開発します。これは、ウィキファンクションズが提供する技術的特徴の心臓部になります。 間違いなく、開発と改善が必要なものがたくさんあります。でもこれらは、ウィキファンクションズがウィキメディアムーブメント以降に何をもたらすかを垣間見るための大きなステップになります。

チーム全員とパッチを提供したボランティア、特にArthur P. Smith, Gabriel Lee, Lucas Werkmeister, Thiemo Kreuz, DannyS712に大きなエールを送って終わりたい、そしてフォーカス言語提案プロセスについて助言します。 提出期限は4月7日です。 興味のある人が、自身の提出物を追加してウィキデータの30Lexic-o-daysの一部であるフォーカス言語プロセスに関するQ&Aセッションに参加することを歓迎します。