ウィキメディア運動 提携団体/ウィキメディア運動 提携団体に不遵守がある場合のプロトコル/公認取り消しのあらまし

掲示したプロトコルには手順を十分に具体的に示しておらず、このページには提携団体の承認取り消しに関する手順と意思疎通の内訳を示します。

段階 遵守の目標 ステップ 任務(複数可)
現状維持

(基本の規定不履行をめぐる予備的な監視と通告)

活動と支出の監視ができるように、提携団体の活動の現状報告と、規定の報告書を最新情報に保持 遵守の積極的な監視 報告要件の遵守を監視。該当年度の活動と支出報告を見直す。助成金の使用につきふさわしいかどうかを定期的に確認
(報告の要件を満たしていない場合) その提携団体に通知 (その年度の報告や助成金の使い方について報告の遵守がない場合) その提携団体にまずメタレポートページのマークアップで通知。その提携団体のメタトークページで通知。その提携団体から応答がない場合はメールを送信。
基本的な介入/是正 

(是正計画)

遵守しない提携団体が遵守に戻る方法を計画する際の自主性を確保する。それに先立ち遵守しない提携団体に、対処する必要がある不適合および/または統治に関する問題を明確に伝える。関連WMFチームとAffComに支援の必要性を伝る。WMFが実践を改善し、再遵守の試みを追跡する際、統治問題の深刻さを調査 (適用される場合 - 助成金の使い方についての不履行) 提携団体に、もはや助成金受給資格がないことを通知 提携団体としてウィキメディア財団からの将来の助成金受給資格はありません。
(資金の未払いがある場合) 支払わなければならない資金の残りをどうするかについての申請をするにあたり、まず受給金額について本来義務付けられている全ての報告をしなければなりません。提携団体は、詳細な予算を提供しなければなりません。すなわち、支出明細、責任者、該当日付についてです。これらは、助成金を使用したはずの活動についての詳細です。これらを基にし、残りの資金について当該提携団体と対話を行います。この際、5営業日以内に返還せよという通知に引き続き、残額はWMFに送金されなければなりません。この際の5営業日以内の日付を有する送金機関の送金証書を送金の証明とします。
[国名] の他の個人や他のグループが財団に支援を求めることは問題ありません。
(長期間活動が無い場合、または不適合の場合) 基本的な介入/是正プロセスを開始するため、その提携団体の理事会または主要な連絡先とのオンラインミーティングを設定 提携団体が法人である場合、確認された問題について一つ一つ点検し、自主的な解決が可能となることを前提に30日以内に是正計画を提出するよう要請。
計画提出後、フォローアップのオンラインミーティングまたは電子メールによる対話 遵守問題についての是正計画を一つ一つ検討し、フィードバックを提供。
監視期間 計画と目標日程に応じ、その提携団体がどう進んでいるかチェックするための対話を行う。期限が守られなかったことや残されている必要性などについて警告メッセージ
状況に戻る 既存のボランティアがコミュニティのサポートと能力とともにウィキメディア活動を、お金の管理不良や乏しい決定能力といった懸念なしに継続的に組織することを支援 是正のための、承認された目標が達成された場合 チェックのための対話を設定し計画を更新
基本的な介入/是正で解決しない場合 

(停止)

コンプライアンス違反および提携団体固有の日程表の現状、さらにコンプライアンス回復に求められるタスクについて、明確に伝達します。 是正のため合理的な目標を設定または達成していない場合 内部事案の利害関係者に連絡して保留中の承認中止を勧告する決定に関する懸念や異議がないことを確認します(※=執行役員、最高財務責任者(CFO)、主任CE、法務連絡窓口、コミュニティ資源部門長)
(緊急案件を例外とします) 四半期ごとの提携団体現状レポートを用いてWMF理事会に通知(または必要に応じ形態を最新レポートの補足版とする)
提携団体委員会の委員全員に通知案を伝達し、懸案事項や反対意見を受け付けるため72時間の待機時間を設けます(※=draft communications)
提携団体の公認撤回にあたり以下の通知を行います
通知案:公認撤回のお知らせ 述べられるべきであった報告、組織運営、および/または能力といった問題の説明について停止通知を送信します。宛先は提携団体の理事会、ただし多くのユーザーグループの場合、主たる連絡先とされているのメールアドレスとなります。
問題の要点を全体として把握 監査が不成功であった事柄および/または提案されている是正ターゲットに対する処置をリスト化
遵守の要件 要求されている報告、資金不足、またはローカルでの法的必要性などをリスト化
タイムラインを表示する この停止は、この問題を [DATE]までに解決できなければ、理事会のプロトコルの規定に従い公認の承認を撤回。 (日付は合意および通知要件に合わせる)
モニター期間 計画と目標日程に応じ、その提携団体がどう進んでいるかチェックするための対話を行う。期限が守られなかったことや残されている必要性などについて警告メッセージを送信します。
試行期間 既存のボランティアがコミュニティのサポートと能力とともにウィキメディア活動を、お金の管理不良や乏しい決定能力といった懸念なしに継続的に組織することを支援 コンプライアンスへの回帰に成功した場合 チェックのための対話を設定し進捗状況を更新します。見通しのための中間報告を設定し、最初の年度に遵守に戻るかどうかをより監視します。 (財務報告の追加的透明性が必要になるか、または不遵守の原因を理由とするものにより、他の方法を追加します)。
最終的な介入

(公認の取り消し)

法人があればそれを解散した後、コミュニティが新しいユーザーグループとして再出発する可能性。 通知案:公認撤回のお知らせに示した締切日までにコンプライアンスが回復しなかった場合 内部事案の利害関係者に連絡して保留中の承認中止を勧告する決定に関する懸念や異議がないことを確認します(※=執行役員、最高財務責任者(CFO)、主任CE、法務部関係者、法務連絡窓口、コミュニティ資源部門長)
(より緊急の必要がある場合を除く) 提携団体状況報告を通じてWMF理事会に通知 (または必要な場合、最新の報告への追加)
提携団体委員会の委員全員に通知案を伝達し、懸案事項や反対意見を受け付けるため72時間の待機時間を設けます(※=draft communications)
提携団体への公認を撤回するために次の通知を行います
通知案:失効のお知らせ 是正計画に示された進捗状況に基づく通知を送信します。満たされていない要件について催促します。送信先は提携団体の理事会ですが多くのユーザーグループの場合主たる連絡先メールアドレスです。 (郵便による送付が必要な場合も例外としてあります。)
問題の要点を全体として把握 公認撤回のお知らせに記載した期限に対して進捗をまとめ、提携が更新されないこと、提携団体の格付けは更新日時点で失効しないことを通知します。
ユーザーグループとして再申請し、遵守に戻るための支援を提供 現状が、かつて計画したあるべき姿でないと認識された場合、提携団体委員会の支援が提示されます。コンプライアンスに戻るためにスタッフと協働します。現状の法的主体を徐々に停止させ、新しいユーザーグループとして再申請することができます。現状のグループがこの決定に対し対話をしたい、あるいは次のステップについてガイダンスを得たい場合、お気軽にご相談ください。
コミュニティのメンバーと提携団体が意思疎通をはかるよう支援 必要に応じ、意思疎通をどのようにはかるかの立案および/または直接対話します。
移行タイムラインと具体的な方法の説明 現提携団体公認時の合意および該当する全ての段階に沿った法的主体としての終了 (個別対応の部分)